あいうえお




アイアンロックス

からだの大きさが、わずか80センチの「ミミー星人」が組み立てた宇宙怪生物ロボット。海の底にしずんだ軍艦やちんぼつ船の鉄クズを使って、そこにロボットのいのちをうえつけた。だから、ミミー星人の命令で、海の底を超スピードで動く。浮きあがって、とまると、5分後に大爆発。マストや大砲から怪光線やクサリを発射する。



アイロス星人

アイロス星は、荒れはてた岩山だけの星になってしまったので、まともな生物はすめない。そこで、豊かな星をさがして、はいりこもうとするのだろう。
口から必殺の溶解光線、つばさからショッキングなリンク光線をだして、地球をめちゃめちゃにしようと、ねらっている。




アギラ

ウルトラセブン(モロボシ・ダン隊員)は「ウルトラアイ」を使って、変身する。
もし、何かの事情でウルトラセブンに変身できないときは、小さなカプセルのなかから、カプセル怪獣を出して戦わせる。
このアギラ−も、ニセものウルトラセブンや、リッガーを、頭のツノで、さんざん苦しめた。M78星雲生まれのモーレツ怪獣だ。



アロン

ウルトラセブンは、つねに宇宙の殺し屋から、ねらわれている。
銀河系宇宙のかなたから、ウルトラセブンを殺しにきた「ガッツ星人」は、豪力怪獣アロンを手さきに使った。
カミソリのようにするどい歯、突風をおこすツバサ、鋼鉄のムチのような尾、そして怪力!ウルトラセブンは、まったくピンチだった。




アンノン(アンノン星人)

岩のかたまりのような岩石怪獣アンノンの正体は、アンノン星人だ。
アンノン星人は、小さな目と、わずかな脳だけで生きているが、ひとたび岩に寄生する(たかる)と、まわりの岩を吸いよせて、巨大な怪物に変身してしまう。怪音波で、ビルをくだいたり人間を発狂させるが、話しあいで仲なおりする平和な宇宙人でもある。



イカルス星人

黒いヒゲをはやして、大きな耳を立てて、まったくおそろしい怪宇宙人だ。このヒゲはダイヤモンドよりもかたく、耳は十万キロもはなれた人間の寝ごとまでききとる。まるで007のかくしマイクのようだ。
からだじゅうからアロー光線を発射して、地球人を焼き殺す。ふだんは2メートル半の背たけが、おこると40メートルになる。



ウインダム

ウルトラセブンを助けて、宇宙の平和のために、たたかう怪獣も、たくさんいる。そのなかでもカプセル怪獣ウインダムは、からだが鋼鉄よりもかたく、どんなミサイルでも、どんな怪光線でも、たちまちバンバンはねかえしてしまう。うでの力は20万トン。
頭のアンテナから溶解光線、目から強い電波を発射する、たのもしい怪獣だ。



エレキング

女の子だけの星「ピット星」から、やってきたあばれもの。地球を征服するために、50万ボルトの電気を出して、ウルトラセブンを苦しめた。
口からカミナリの数十倍の放電光線をはきだし、ツノはグルグル回転して、電波やテレビをくるわせる。高圧電流の流れる100メートルの尾を、切りとると、弱くなる。






















かきくけこ



ガイロス

海底原人ノンマルトにあやつられて、海の上を通るタンカーや貨物船を沈没させたタコ怪獣だ。海底原人たちは、地上人の海底開発を、ひどくきらっていたが、ついに戦争をしかけてきたのだ。怪奇な顔をしたノンマルト人は、深海にすむ怪物ガイロスをかいならして、地上攻撃のトップバッターにたてた。このデザインは六才の少年が考えて、えらばれた怪獣コンクール入賞作。



ガッツ星人

オウムのような頭をしているが、丸いクチバシは、50センチのあつさの鉄のドアを、ひきちぎるほど強い。金庫を破ったり、秘密基地に入りこんだりするときは、テレポーテーションを使う。目から出る青い光は、人間の脳波をおかしくし、ガッツ成人が何万人にも見えることがある。怪獣アロンをひきつれてウルトラセブンを殺しにきたのだ。



カナン星人

北極や南極の夜空をいろどる美しいオーロラも、地球をねらう悪質な宇宙人にとってはワナに使える。
宇宙のはての、氷の星からやってきたカナン星人は、オーロラそっくりの電波を発射して、ゆだんして近くを飛ぶ旅客機や軍用機、たちまちのうちに空中分解させてしまう。
寒い星の生まれなので、熱にはとても弱い。



ガブラ

宇宙ゲリラ「シャドー星人」が、地球攻撃のためにつれてきた猛毒怪獣。
頭はライオン、からだは恐竜。なんとなく弱そうなスタイルをしているが、ふといキバから猛毒液を出し、ビルをくいちぎる。
首から上を切られても、死なずに、かかってくるのだから、おどろきだが、ウルトラビームをあびるとドロドロにとける。



ガンダー

カタツムリのようにとび出した目だま、馬のような長い顔、大きなマントのようなツバサ、するどいツメ、恐竜のように太い足。いきをはくと、零下45度の猛ふぶき。目を動かすと、すべてを氷にする冷とう光線を発射する。空を飛ぶ速さは時速500キロ。おそろしい冷血怪獣ガンダーの飼いぬしはたった33センチのこびと宇宙人ポール星人というのは、まったくおどろきだ。



ギエロン星獣

宇宙からやってきた怪獣のなかには、とてつもなく強いやつもいる。ウルトラセブンのアイスラッガーをはねかえし、ありったけのエメリューム光線で、やっと倒れた宇宙星獣ギエロンは、放射能ガスをはき、破壊光輪を投げ、目つぶし怪光を発射し、するどいツメとツバサで、超高層ビルをぶった切る。炎につつまれた「ギエロン星」の生物が、変身して巨大化したメガトン怪獣だ。



ギラドラス

暗黒の星「シャプレー星人」のスパイとなって、地球にウルトニウム鉱石を盗みにきた核怪獣。
シャプレー星の地底に住むだけあって、ドロドロの溶岩のなかを、気もちよさそうに泳ぎまわる。大地震をよびおこし、豪雨をふらせて、最高60メートルの暴風をおこす。地球の中心部にもぐりこみ、ウルトニウムを掘りおこすが、首を切られるとバッタリ。



キュラソ星人

地球はよほどいい星らしい。よく犯罪者の宇宙人が、逃げこんでくる。ひとり乗りの宇宙円盤でやってきた火炎怪人キュラソ星人は囚人303号の別名がある凶悪な殺人犯。ウルトラホーク一号をハイジャックして、20万度の炎を口や指からはなち、ひたいからスモッグを吹きだして、地球人を人じちにウルトラセブンをおどかしたが、最後に失敗する。



恐竜戦車

宇宙のかなた「キル星」から、わざわざ火薬を盗みにきた怪宇宙人がいる。キル星では、生物の移しょく手術が進んでいた。小さな金属のいれものに、脳を移しかえたり、金属の手や足をつけかえたり。口から火をはく恐竜に、巨大な戦車をつないだ「恐竜戦車」は、ウルトラセブン」をびっくりさせた。こんな怪物が、何万びきもやってきたら、地球は滅びてしまうだろう。



キル星人

恐竜と戦車を合成した怪生物"恐竜戦車"をあやつって、地球に乗りこんできた。
ねらいは地球防衛軍が貯蔵しているモーレツな火薬スパイナー。これを盗んで、他の星を征服しようと考えたらしい。
めったにすがたをみせない。




キングジョー

大宇宙船団を組んで、宇宙の星をあらしまわる「ペダン星人」は、強力なスーパー新兵器を発明した。1億ボルトのショック電力を放電して、コンピューターをポンコツにし、破壊光線や怪力であらしまわる宇宙ロボットの決定版、キングジョーだ。うでや足が胴体からはなれると、それぞれ宇宙船になって、超高速で飛びまわる。水の中もおよげるので、しまつがわるい。



クール星人

クール星は、きわめて文化の高い惑星だが、これといった資源がない。それに小さい。そこで、ク−ル星人は、ほかの豊かな星をおそって、食べものや鉱石、エネルギーなどをうばってくる。
小がらなクール星人にとって、地球は手ごろな星に見えるらしい。地球人や自動車を、さかんに、ゆうかいして、クール円盤に運び込んだ。



グモンガ

6本の足のさきは、鉄をぶったぎる、するどいハサミになっている。そのうえハサミからは、猛毒液を出す宇宙グモ。
つぶれたようなはなから、ミドリ色の毒ガスをはき、口から出す糸は、スチール・ケーブル線よりもかたく、ジャンボ・ジェットでもダンプカーでも、かたくしばりつけて、おしつぶしてしまう。「ベル星人」にあやつられて、地球をおそった。火に弱い。



クレージーゴン

頭でっかち。ヨロヨロしているが、あまくみると、たいへんなめにあう。うでは強力な磁石で、地球上の金属を、みんな吸いつけてしまう。高速道路をさえぎって、自動車をバリバリとたべる。胸のシャッターをあけて、ごっそりたべることもできる。危険がせまると空へとび上がる。
「バンダ星人」のロボット。



ゴース星人

二つ首の怪獣パンドンを、自由じざいにリモコンして、ウルトラセブンを苦しめたのは、この宇宙人だ。
幽霊惑星の生まれだけあって、消えたり、あらわれたりしながら、まぶしい光のリング(ゴースバルーン)でつつみこむ。





ゴーロン星人

長く、太い尾をひきずった怪奇な宇宙人である。茶色の毛におおわれ、するどいキバをむきだして、ウルトラセブンに食らいつく。ヒマラヤの雪男を大きくしたようなスタイルで、あまり、りこうそうにはみえないが、医学だけは進歩している。
サルの脳を人間に移植して、ドレイ人間をつくろうと、催眠光波や怪力を武器に、地球を攻撃してきたのだ。



ゴドラ星人

ペガッサ星人に、似ているが、ちゃんとした故郷(ゴドラ星)をもっている。
反重力、催眠術などの武器を使って地球防衛軍の基地になぐりこむ。
























さしすせそ



サロメ星人

ウルトラセブンが、ビルをこわしたり、火をつけたりしたら、地球は大混乱におちいるだろう。それをねらって、にせもののウルトラセブンを作ったのが、サロメ星人だ。
トークマシンを使って、地球の秘密を自白させたり、悪いことばかりしている。




ザンパ星人

いつのまにか、月のうら側に基地をつくって、月怪獣ペテロを手下にして、調査にくる地球人を、待ちぶせている。
かつて地球に突入しようとしたザンパ宇宙船団を、追いちらしたうらみがあるらしい。
ヘルメス惑星の出身。




シャドー星人

ライオンの首をもったガブラを子分にしたがえたゲリラ宇宙人。音のしないよう、ひそかに、かげのように動きまわるのが特技だ。
強い脳波を発射して、遠くの物体を自由に動かす超能力をもつ。
ガブラをあやつると強敵だが、ガブラが死ぬと、とたんに弱くなってしまう。




シャプレー星人

宇宙人は、どれも暴れものの怪獣を用心棒にしているが、暗黒星人シャプレー星人も火と風を起こす怪獣ギラドラスをつれて地球のウルトニウムを盗みにきた。
指のあいだから破壊光線を出し、どんなものにでも、すがたを変える。はくいきは風速5000メートル。なにせ故郷のシャプレー星はいつでも強風が吹いている暗黒の怪奇惑星なのだ。




















たちつてと



ダリー

大きいだけが怪獣ではない。宇宙は広いので、想像もつかないような怪生物もいる。けんび鏡でのぞいて、やっとわかるほどのばい菌でも。宇宙生物のなかまにはちがいない。
宇宙細菌ダリーは、地球人の血管にはいりこんで、その人間を吸血鬼にしてしまうおそろしい宇宙生物だ。ウルトラセブンもミクロ化して、ダリーをやっつけた。



ダンカン

東京は、日ましに空へのびている。人間が多く、土地がたりないので、ビルをたてて、上へ上へのびているのだ。
せっかく作った美しいビルが、みるみるうちに消えてしまったら、東京は大混乱におちいってしまう。発泡怪獣ダンカンは、太陽系の、どこかの惑星の生まれらしいが、口からふき出すアワで、ビルや町をとかしてしまうこまった怪獣である。



チブル星人

宇宙で、もっとも頭がいい。
チブル星には巨大なコンピューターが、たくさんあって、すべての文明と、生物を、守っている。
そのコンピューターの命令で、地球を占領するためにやってきた。
目から催眠電波を出すが、戦争になれていないので弱い。



テペト星人

テペト星は、暗い、水だけの星。
水のなかにすむテペト星人は、手足に半漁人のような水かきをもち、水中の生物をとって、食べる。
明るい光に弱く、夜しか水に外に出ない。巨大な怪獣テペトをあやつり、地球をおそう。




テペト

宇宙のかなたに浮かぶテペト星は、陸地のない、水だけの星だ。だからこの星の生物は、すべて、水のなかで生活している。
地球の表面の3分の2は海である。テペト星人は、そこに目をつけて、カッパ怪獣テペトを送りこんできた。
このデザインは、怪獣デザイン・コンクールの金賞をとった。考案者は中学3年生だ。




















なにぬねの



ナース

からだじゅうが毛におおわれた「ワイルド星人」がつれてきた金属性の怪生物だ。
伝説に出てくるリュウにそっくりで、黒雲にかくれてやってくる。宇宙空間を旅行するときは、トグロをまき、円盤のようだ。
























はひふへほ



バド星人

バド星人は「宇宙の帝王」とよばれている。
帝王は残忍で、すぐに怒り、冷血である。
しかも頭がいい。
ウルトラセブンのいる地球をコナゴナに爆発させようとたくらんで、時限円盤爆弾をはこんできた。
自分より優秀な宇宙生物は、すべて消そうとしている。



パンドン

いつもは、くらいかげにかくれて、観測のできないゆうれい星「ゴース星」からやってきた双頭怪獣だ。
二つの口から、高熱の火を吹き出し、大都会を火の海にすることもできる。左と右、前とうしろが、いちどに見えるので、かくとうのときはトクだ。ちからが強く、すばしっこい。もちろんツメや、キバや、からだのトゲは、猛毒を出す。



ピット星人

宇宙怪獣エレキングのかいぬしだ。
ヤキモチやきで、美しい地球をこわし、怪獣のエサ場にしようとやってきたらしい。







ビラ星人

ビラ星も、ほかの宇宙人の故郷と同じように、せまく小さな星だ。せまい故郷を見かぎったビラ星人は、生まれたときから、ほかの星を攻撃して乗っとる教育を受けている。だから、からだじゅうが超兵器でうずまっているようだ。
大宇宙船団を、いくつも使って、全宇宙を征服しようと、たくらんでいる。



フック星人

いつも大ぜいでいないと、不安でならないらしい。
目のような模様がついているが、フック星は一年じゅう夜なので、目が不自由だ。
テレパシーと音をたよりに動きまわるのだ。
指のツメから出る硬直白煙は、なんでもかたくしてしまう。





ブラコ星人

宇宙のはてに輝くオレンジ色の怪星が、ブラコ星だ。海やみずうみの色が、すべてオレンジ色なのだ。
この星にはえる赤いゼリーが、ブラコ星人の食べものだが、毎年、できがわるくなってきた。そこで地球にやってきて、赤いゼリーを、ふやそうとしたのだ。
怪力と金しばり光線、催眠術が武器だ。



プラチク星人

ぜんたいが、つめたいプラスチックでできている星から、やってきた。
口からはくプラスチック液をあびると、生きた人間がマネキン人形になる。






プロテ星人

カラーでみると、黄色い目と青い顔、白いエラが、とてもきれいだ。
つい、うっとりと見とれてしまうが、この黄色い目は、地球人に、さまざまな幻覚作用をおこさせる。
プロテ星人は、いつでも、この作戦で勝ってきた。負けそうになるとゼリーのようにドロドロにとけて、電送機で遠くへ逃げる。



ペガ星人

ペガ星は、空気がほとんどない星だ。
空気だけでなく、メタンの霧も水素のスモッグもない。ほんのうっすらと、酸素がただよっているだけだ。
ペガ星人が、人工太陽計画を妨害しようと、地球にやってきて困ったのは、地球をとりまく大気が、こすぎることだ。気圧が高すぎて、地上におりると、つぶれてしまうからだ。



ペガッサ星人

ペガッサ星は、巨大なイン石がぶつかって吹っとんでしまった。そうでなくても、地球よりもはるかに長い歴史のあいだに、風化して、星ぜんたいがボロボロになっていた。ペガッサ星人は、そんな故郷を見すてて、超科学で宇宙空間都市を作り、第二の故郷をもとめて宇宙をただよっている。目から出るペガッサ光線は人間をとかし、どこでも夜にすることができる。



ベル星人

どこからか美しいスズのような音がきこえてきても、耳をかしてはいけない。
音波怪人ベル星人のさそいのベルかもしれない。
地球の上空にニセの陸地を作って、そこに地球人をさそいこむ。
宇宙グモのグモンガは子分だ。




ペテロ

ちょっとみると、ゾウのウンコのような怪獣だが、ばかにするとたいへんだ。
口から、溶解液を発射して、ウルトラセブンさえ、あぶなくとけるとことだった。
寒いところがすきで、月の裏側にすみついている。




ペロリンガ星人

からだじゅうが赤く、黄色や青やみどり色のうずまきが、うきだしている。ペロリンガ星では、この派手な色、自分を守る保護色になるらしい。
ペロリンガ星は、ペガッサ星雲の第六八番星にあたるから、ペガッサ星人の親せきかもしれない。
小さな円盤を何百機もくりだして、地球おそってきた。



ペダン星人

大宇宙船団をしたてて、無敵ロボットのキングジョーを先頭に、地球に攻めこんできた凶暴な宇宙人。
背たけは2メートルたらずだが、変身術を使うので、なかなかつかまえることができない。





ボーグ星人

ヨーロッパの騎士は、鋼鉄のヨロイをつけて、てきとたたかったが、それと同じスタイルの宇宙人がいるとはおもわなかった。
ボーグ星人の皮ふは、鋼鉄よりもかたく、零下150度の寒さにあっても平気である。
数万ボルトの電流もはねのけて、目から発射する怪光線でビルを破壊し、怪力でウルトラセブンをしめあげる。



ポール星人

目だまがピョコンと出た怪獣ガンダーを、手下にする宇宙人だが、45メートルの大怪獣をあやつる宇宙人の背たけは、なんとたったの33センチ!体重も1キロしかない。
地球を氷の星にして、移り住もうと考えているが、太陽に弱い。
























まみむめも



ミクラス

ウインダムやアギラ−と同じカプセル怪獣で、ウルトラセブンをたすける。小さなカプセルを開くと、わずか0.1秒で大きくなってしまう。この太いウデは、10本や20本の大木なら、ひとつかみで、ひっこぬく。ズングリした足でふみつけると、ビルでもコナゴナ。背なかヒレで、太陽光線からエネルギーを分解して、吸いこむ。大きいツノの長さは5メートルもある。



ミミー星人

この宇宙人も、ポール星人と同じように背たけが小さい。といっても、80センチはあって、海の底から、かき集めたスクラップに、生命をふきこんで、怪ロボット、アイアンロックスを作りだすなど、知能は高く、すぐれている。



メトロン星人

黄色や赤や青にいろどられた、じつに美しい宇宙人だ。
長いツメのさきから、おそろしい破壊光線を発射して、町をコナゴナにする。
サングラスのようなかたちのメトロン円盤に乗ってきて、ビルのなかにかくれる。地球人の神経をおかしくさせ、殺人者にする赤い結晶をタバコにまぜてバラまき、地球を犯罪の星にしようとしている。




















やゆよ



ユートム

地底からあらわれた超ロボット。
地底都市にすむ地底人が、地上の人間をほろぼそうとたくらんで、送りこんできたロボットだけあって、全身が超兵器だ。
右手は光線銃、マグマガン。
左手はハンマー。
地底のコンピューターの指令で、あばれまわる。




















らりるれろ



リッガー

弱そうな怪獣だ。いつも地面に、はいつくばって、なかなか、たたかおうとはしない。もちろん、それは作戦だ。相手にゆだんさせて、じゅうぶん近くにひきつけておいて、いっきにおそいかかって勝負をきめる。太陽系にまぎれこんできた怪惑星から、まぎれこんできたメカニズム怪獣。チェーンのように強い尾や、するどいキバで、カプセル怪獣アギラーを苦しめた。




















わをん



ワイアール星人

ワイアール星は、植物の星だ。
葉緑素入りの強い雨が、降りつづいたために、あらゆる生物が、植物になってしまったのだ。
ワイアール星人は、人間をすべて植物人間にしてしまう同化液を、ミキや葉のさきからふき出す。口からますい液をはいて、人間を眠らせておいてから、同化液をまくのだからお手あげだ。



ワイルド星人

金色にかがやく宇宙怪竜ナースを子分にしたがえ、若い生命を盗みにきた宇宙野人だ。ワイルド星は氷の星で、みんな、としをとった老人ばかりだ。このままほっておくと、みんな死んで、無人の星になる。地球人の生命が、どうしてもいるのだ。
かんむりつのから出るますい光線で動けない人間の生命を、生命カメラで吸いとる。









小学館入門百科シリーズ15 「ウルトラ怪獣入門」 より
解説 大伴昌司  監修 円谷プロ  発行 小学館
1971年9月10日 初版第1刷発行 (C)小学館 1971
あ
か
さ
た
な
は
ま
や
ら
わ
怪獣大辞典
完全 復刻
大伴昌司版