セブンを撮った場所 番外篇



「怪奇な京都を巡る」







「怪奇な京都を巡る PartX」


怪奇的京都巡礼指南 そのA



次に提案するのは、市バス一日乗車券の範囲外にある
各所へのツアーだ。
電車を利用した「怪奇な京都巡るU」で記したルート
と重複するので、要点のみとしたい。


A東山区南側…東福寺

F嵯峨野…広隆寺、仁和寺、常寂光寺、二尊院、
 化野念仏寺、平野屋、祇王寺

G宇治市…萬福寺、平等院鳳凰堂








A東山区南側



東福寺

四条河原町→京阪電鉄四条駅(徒歩3分)
京阪電鉄四条駅→(京阪本線普通6分)→京阪電鉄東福寺駅(150円)
→(徒歩10分)→東福寺




東福寺…牧と美弥子

     

     

通天橋拝観料400円、八相庭園拝観料400





G宇治市


萬福寺→平等院



萬福寺

京阪電鉄東福寺駅→(京阪本線普通15分)→京阪電鉄中書島駅
→(京阪宇治線普通9分)→京阪電鉄黄檗駅(
300円)
→(徒歩3分)→萬福寺




萬福寺…雲水と美弥子の関係を疑う牧

     

拝観料500円





平等院

京阪電鉄黄檗駅→(京阪宇治線普通5分)→京阪電鉄宇治駅(150円)
→(徒歩10分)→平等院




平等院鳳凰堂…牧と美弥子

     

拝観料600円





F嵯峨野


広隆寺→仁和寺→常寂光寺→二尊院→化野念仏寺→平野屋→祇王寺



広隆寺

京阪電鉄宇治駅→(京阪宇治線普通14分)→京阪電鉄中書島駅
→(京阪本線特急10分)→京阪電鉄四条駅(320円)→(徒歩3分)
→阪急電鉄河原町駅→(阪急京都線普通4分)→阪急電鉄大宮駅(150円)
京福電鉄四条大宮駅→(京福電鉄嵐山本線11分)→京福電鉄太秦駅(200円)
→(徒歩1分)→広隆寺




広隆寺…「京都買います」タイトルバック

     

     

霊宝館拝観料700円、ロケ地無料





仁和寺

京福電鉄太秦駅→(京福電鉄嵐山本線2分)→京福電鉄帷子ノ辻駅
→(京福電鉄北野線6分)→京福電鉄御室駅(200円)
→(徒歩3分)→仁和寺




仁和寺…野村が入っていく寺院

     

     

拝観料500円、ロケ地無料





常寂光寺

京福電鉄御室駅→(京福電鉄北野線6分)→京福電鉄帷子ノ辻駅
→(京福電鉄嵐山本線7分)→京福電鉄嵐山駅(200円)
→(徒歩15分)→常寂光寺




常寂光寺…美弥子を捜す牧

     

拝観料300円





二尊院

常寂光寺→(徒歩5分)→二尊院



二尊院…美弥子を捜す牧

     

拝観料500円





化野念仏寺

二尊院→(徒歩20分)→化野念仏寺



化野念仏寺…美弥子を捜す牧

     

拝観料500円





平野屋

化野念仏寺→(徒歩10分)→平野屋



平野屋…お茶をすする牧

     

甘酒630円





祇王寺

平野屋→(徒歩30分)→祇王寺



祇王寺…クライマックス

     

     

拝観料300円











「京都買います」の牧を自らに模して嵯峨野を巡るのであれば、その時期は冬をおいてはない。しかしその
時期の京都の冷えは半端ではない。ましてや山の近い嵯峨野のそれは尚更だ。冷え切った身体と凍えきった
心を癒してくれるのは「飛び切りの料理」だ。そこで、嵯峨野といえば「豆腐」である。

嵯峨釈迦堂と称される清涼寺の門前、大覚寺から嵯峨野へ至る愛宕街道
に沿って、豆腐の名店「森嘉」がある。安政年間(
1850年代後半)の創
業から、石臼で大豆をひき、薪と地釜で煮る製法をかたくなに守り続け
ている。嵐山一帯には「森嘉」の豆腐を用いた「湯豆腐」を売りとする
料理店が多数ある。その中でも「京料理おきな」を紹介したい。


行列の絶えない「森嘉」の向かいに、「おきな」は暖簾を掲げている。
観光客向けに「森嘉の湯豆腐」と大書している料理店が多い中、「おき
な」では、小さなお品書きが入口の脇に置かれているだけ。行列の絶え
ない向かいの名店への安易な便乗を良しとしないのだ。それでいて「森
嘉」の豆腐を使っているのは、「良いものは良い」という姿勢の表れな
のであろう。


それでは、嵯峨豆腐の名店「森嘉」の味を存分に味わうとしよう。
ひと
り鍋にも関わらず、2〜3人前にも匹敵する大きめな鍋には、大きな昆
布が敷かれており、その上に純白の固体がふるふると横たわっている。
昆布の旨味を全身にまとった豆腐たちを、削り節がたっぷり入った醤油
で味わう。豆腐本来の味を損なわないためには、シンプルな方がよい。
昆布と鰹節と醤油、日本料理が世界に胸をはるアミノ酸旨味の王道だ。


「旨い!」。ただひたすら箸と口を動かし続けた。旨い物は、むさぼり
食うのが礼儀というか本能である。気がつくと、鍋は空になっていた。


京料理「おきな」湯豆腐定食(昼)3150右京区嵯峨釈迦堂門前南中院町 075-861-0604











       





「怪奇な京都を巡る PartXそのA」 05/MAR/2006
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