第38話
勇気
 ある
  戦い
STORY



「箱根山中に、原因不明の濃霧が発生。徐行運転中の自動車30台が消滅するという事件が起こった。そして、ウルトラ警備隊に原因の調査が命ぜられた」(浦野光)

作戦室に集まる隊員たち。
しかし、ダンの姿がない…。
「…ダンは?」(キリヤマ)
「私の友だちの弟さんが入院している病院に行っています」(アンヌ)
「アンヌの友人の弟が、心臓欠損症で手術をしなければならないのです。ところが、手術は怖いと云って承知しないんだそうです」(フルハシ)
「オサム君というんですけど…。オサム君、ウルトラ警備隊のダンさんに会えれば、手術を受けてもいいって言うもんですから…」(アンヌ)
「呼び出しましょうか…?」(ソガ)
「いや、事件の原因調査だ…。我々だけで、出かけよう」(キリヤマ)

「そのころ、ダン隊員はひとり、ある病院を訪れていた」(浦野光)

第三セントラル病院。
ダンは、少年の姉、ユキコと会う。
病室では、心臓移植手術が失敗して患者が死亡した、というショッキングな新聞記事を読んで、怯えている少年がいた。ダンとの面会を楽しみにしていたオサム少年である。
←患者の側に、そんな新聞置いとくな!
「オサムちゃん、ウルトラ警備隊のダンさん。約束どおり来てくださったのよ」(ユキコ)
病室に現われたダン。
「ダンさん…」(オサム)
「なんだ、とっても元気じゃないか…」(ダン)
「来てくれたんだね…、僕のために…」(オサム)
「意気地がないぞオサム君。手術なんて、寝っているあいだにすぐ済んでしまうさ…」(ダン)
「そうよ。スイスのユグレン博士は、心臓手術じゃ世界一なのよ。心配する方がおかしいわ…」(ユキコ)
しかし、恐怖のために病室から逃げ出すオサム少年。
追いかける、ダンとユキコ。
オサム少年は、庭の池のほとりでしゃがみこんでしまった…。
「どうしても明日、手術をしなければならないのですか?」(ダン)
「ええ…、わざわざスイスからユグレン博士が来て下さるんです。でも、博士はとてもお忙しくて、それもシンガポールへ心臓手術に行かれる途中なんです」(ユキコ)
「じゃあ、博士はまだ日本へは…」(ダン)
「ええ、明日の朝、日本へ来て、手術が済み次第、お発ちになるんです」(ユキコ)
ダンは、手術を怖がるオサム少年に科学の素晴らしさを説いて諭す。
「オサム君、ウルトラ警備隊のことは知っているかい?…。我々は、地球を脅かす宇宙人と戦っている…。オサム君、ウルトラ警備隊が、どうしてあんな素晴らしい戦いができるか、わかるかい?…。それはね、我々の全てが人間の作った科学の力を信じているからだよ。小さなネジひとつ、メーターひとつにも人間の作った最高の科学が生かされている。そう信じているからこそ、ウルトラ警備隊はあんなに勇敢に戦えるんだ…。わかるね…。信じるんだオサム君、人間の科学は人間を幸せにするためにあるんだと。いいね…。わかってくれるね…」(ダン)
「うん…。明日、僕の手術に立ち会ってくれる?」(オサム)
難手術を受け入れるオサム少年。
「わかった、約束しよう」(ダン) ←明日も仕事をサボる気か?



ダンの行動は、問題ではないでしょうか?
もちろん、手術を恐れる少年に勇気を与えるという点では評価できますが、一公務員としてはどうでしょう。画面にもあるように、ダンは隊員服でポインターに乗って病院を訪れています。これは公用車両の私事利用だといえます。しかも、少年は同僚(恋仲の?)の友達の弟という、極めて私的な関係です。
仮に、富士駐屯地の陸上自衛隊員が、知人の家族がマニアだからといって、ジープに迫撃砲を積んで、病院へ見舞いに行ったらどうなるでしょう。大変な社会問題になりますよね…。
しかしこの場合、そういうレベルの問題ではないのです。 ヒーローの条件という問題なのです。すなわち、正義のヒーローとは、少年との約束を守るものなのです。ですから、キリヤマ隊長も黙認し、わざわざ呼び出さなくてもいい、と言っているのです。



箱根山中。
自動車消滅事故の現場にやって来た、キリヤマ隊長とアンヌ。
二人の目前の地面には、大きな穴があいていた。
「まるで、大男の足跡みたい…」(アンヌ)
「うむ…、深い霧…、消えた30台の車…、霧の中で何か巨大なもの…」(キリヤマ)
謎が謎を呼ぶ…。


作戦室。
「何者でしょう?その巨大なものというのは?」(ダン)
「わからん。何の手がかりもない…」(キリヤマ)
「霧の中で車が30台も消えた…、こりゃぁいったいどういうわけなんだ?」(フルハシ)
「明日、現われなければいいがなぁ…」(ダン)
「どういう意味だよ、それは…」(ソガ)
「明日、オサム君の心臓手術に立ち会ってやるって、約束したもんでねぇ…」(ダン)
「明日どころか、永久に現われて欲しくない…。しかし…」(キリヤマ)
「車が消えた…」(ダン)
「うむ…」(キリヤマ)
「心配だなぁ…。アンヌ、念のため明日、空港へユグレン博士を迎えに行ってやってくれないか…」(ダン)
「…あした…」(アンヌ)
すべては明日になればわかる…。


空港へユグレン博士を迎えに来た、アンヌとユキコ。
「ユグレン博士ですね。ウルトラ警備隊のアンヌです」(アンヌ)
「ウルトラ警備隊、ありがとう。スイスでも皆さんのこと、よく聞いています」(ユグレン博士)
←スイスでもウルトラ警備隊は有名らしい…。
早速、病院へ向かうが、渋滞するハイウェイ。
「どうしたのかしら、事故でもあったのかしら…」(ユキコ)
「ユキコさん、落ち着いて」(アンヌ)
「だって博士は、どうしてもシンガポールにいらっしゃらなければならないのよ。オサムの手術の時間がなくなるわ…」(ユキコ)
「大丈夫よ!」(アンヌ)
しかしその時、ハイウェイ一帯に、霧が発生した。
本部に連絡するアンヌ。
「こちらアンヌ、空港の高速道路に、突如、深い霧が発生…」(アンヌ)
霧は、どんどん深まってゆく…。


現場上空にやって来たホーク1号。
「よし、霧を消そう」(キリヤマ)
「了解」(アマギ)
ホーク1号から赤い霧が噴射される。
右に左に、噴霧しながら旋回する。
みるみるうちに、霧は晴れていった。

「あ!ロボットだ」(ダン)
霧が晴れると、ロボットが車を襲っていた。
「攻撃開始!」(キリヤマ)
ベータ号に移るフルハシとダン。
ロボットは、渋滞で停止している車を次々と、ガレージのような腹部に収容していく…。

ベータ号分離、ツープラトン攻撃開始。
命中弾にも構わず、車の収容を続けるロボット…。
やがて、アンヌの車が捕まってしまった!
「ダ〜ン、助けてぇ!」(アンヌ)
アンヌの悲鳴がベータ号のダンのもとへ…。
「チックショー…」(ダン)

「ベータ号、攻撃を中止せよ!」(キリヤマ)
手が出せないウルトラ警備隊。
「ダ〜ン!」(アンヌ)
ロボットに捕まれた車から助けを求めるアンヌ。
そんなアンヌの姿に動揺したか、ダンの操縦するベータ号は被弾して不時着してしまう…。

セブン登場。
アンヌたちの救出に全力をあげる。
やがて、ロボットの手から、車がこぼれた…。
セブンのナイスキャッチ!
そっと高速道路上に車を運ぶセブン。
この隙に、脚部を収納して、飛び去るロボット。

ダンは深追いせずにアンヌのもとへ。
「ダン!」(アンヌ)
「アンヌ、すぐ病院へ!」(ダン)
「ダンさん…」(ユキコ)
「必ず行きます。オサム君の手術までには」(ダン)
そして、ロボットを追う、ダン。

病室、ダンを待つオサム。
「なんだ、アンヌさんかぁ…」(オサム)
「ダンさんはね、宇宙人のロボットと戦っているの…」(アンヌ)
「じゃ、来てくれないんだね…」(オサム)
「さ、時間がないのよ。手術していただきましょ…」(ユキコ)
「やだ、ダンが来なけりゃ、僕はイヤだ!」(オサム)

逃げるロボット。追うホーク1号。
ロボットの行く先には、謎の物体が浮かんでいた。
謎の物体とドッキングするロボット。
「アレは何だ?」(ソガ)
飛び去っていく、謎の物体。
そして、霧の中に消え去っていった…。



いやはや、ここまで12分弱…。
まだ、Aパートも終わっていません。
それなのに、めまぐるしいシーンチェンジで、ダンの葛藤、少年の恐れ、敵ロボットの登場、ホーク1号の戦闘、アンヌのピンチ、そしてセブンの登場まで、描いてしまっているのです。それも絶妙なタイミングで、シーンが替わり、それ以上に効果的にBGMも替わるのです。
これこそが、飯島流ジェットコースター演出なのです。



作戦室。
ドッキングして飛び去った謎の物体の写真。
「バンダ星人の宇宙ステーションじゃないか!」(ダン)
「えっ…?」(キリヤマ)
「ダン、お前どうしてそんなことを…」(フルハシ)
「いや…、チョット…」(ダン)
思わず口が滑ってバツの悪いダンは、独り言でその場をしのぐ。
(そうか、やつら地球へ車を集めに来ていたのか。自分の星の物資を使い果たして他の星にやって来るなんて、まるで強盗みたいな…)(ダン)
ダンの独り言にかぶるようにしてラジオの音声が入る。
「都内の交通情報を申し上げます。街道筋はいつものように混雑し、特に、水戸街道の新四つ木橋、千葉街道の…ザワ周辺ではほとんど身動きできません。甲州街道では大原交差点を中心に上りが2キロほど渋滞してノロノロ運転です」(ラジオ)
「わかった、やつらはこれを聞いて車の多そうなところへロボットを派遣していたんだ…。ようし、いい考えがある!…隊長!」(ダン)
「なるほど、ニセの交通ニュースを出して、ロボットをそこに引きつけるわけか…」(キリヤマ)
「そうです。そして、そこに新型のスペリウム爆弾を積んだ車を集結させるのです」(ダン)
「わかった!そいつをロボットに食わせて、宇宙ステーションに戻ったところで…」(ソガ)
「ドッカァァァン!ってやるんだ!」(フルハシ)
戻ってきたアンヌ。
「ダン…」(アンヌ)
「どうだった、オサム君?」(ダン)
「ダンさんが来てくれないと言って…」(アンヌ)
「まだ、そんなこといってんのか!聞き分けのない子供だな!」(フルハシ)
←そうだ!いいぞマムシ!
「アンヌ、ユグレン博士の時間は?」(キリヤマ)
「遅くとも3時には、手術をしなければとおっしゃっています」(アンヌ)
「その、シンガポール行きは延ばせないのか?」(ソガ)
「ええ、向こうでも心臓移植の患者が待っているんです」(アンヌ)
基地内連絡マイクを持つ隊長。
「第3格納庫、出動準備!」(キリヤマ)
格納庫へ向かう隊員たち。
「…ダン、急げよ」(キリヤマ)
躊躇するダンに、決断を促すように。
「隊長!」(ダン)
「隊長!」(アンヌ)
「アンヌ、オサム君を頼む…」(ダン)
時計は2時…。



ここでのキリヤマ隊長は、先ほどとはうって変わった態度をとります。それはそうです。事情が不明なので調査に出動したのとは異なり、今度は実戦なのです。わがままな子供ひとりより全世界の人たちの安全を保障するのが、キリヤマ隊長以下ウルトラ警備隊の任務なのですから…。しかし、ダンは躊躇します。正義のヒーローにとっては、全世界の人たちの安全保障とひとつの小さな約束は同等の重みがあるからです。あちらを立てればこちらが立たず…。それを両立させるのもヒーローのヒーローたる部分なのです。



車を集めて、一台ずつスペリウム爆弾をセットする。
近くの茂みには、ウルトラ・ガード2機が待機。
「本部、こちら準備完了。交通情報をお願いします」(キリヤマ)
「交通情報を申し上げます。今日は珍しく、甲州街道高尾山付近の混雑が激しく、殊にレインボーライン入り口付近では、朝から車の列が続いています…」(アナウンサー)

「ウソつき、人間の科学を信じろだなんて…、あんなウソつきの言うことが信じられるもんか!ふん!」(オサム)
「オサムちゃん!」(アンヌ)
思わずキツイ口調のアンヌ。
「ダンさんは、ウソつきだ!僕は死ぬ。僕は手術をして死んじまうんだ!」(オサム) ←その通り、聞き分けのない子供は死ぬのだ。

ロボット君が、飛んで来た。
ニセの交通情報におびき寄せられたのだ。
クルマをいただく、ロボット君。
スペリウム爆弾入りとは知る由もない。
ロボット君は、キチンと正座をして食事をしている。
たいへん行儀のよろしい、泥棒ロボット…。

宇宙ステーションに戻るロボット。
追跡する2機のウルトラ・ガード。
「隊長、宇宙ステーションに着きました」(ソガ)
「やりますか」(ダン)
「もう少し、待て」(キリヤマ)
「あと、13分…」(ダン)

オサム少年との約束が気がかりなダン。
(…今から行けば、何とか間に合う…)(ダン)
「よし、爆破!」(キリヤマ)
キリヤマ隊長は、タイミングを見計らっていたのだ。
「はい」(ダン)
ステーションは大爆発、ロボットは落下していった…。

しかし、落下したロボットは健在だった。
「あぁ、ロボットが…」(ソガ)
その光景を見て、約束が守れないことを悟ったダン。
(オサム君、許してくれ…)(ダン)
「ダンのウソつき…、ダンのウソつき…」(オサム)
うわごとのように繰り返しながら、手術室へ向かうオサム少年。

病院のある街に着陸したロボット。
狂ったように、町の破壊を始めるではないか…。
攻撃を開始する、2機のウルトラガード。
(オサム君、スマン…)(ダン)
落下しても無傷のロボットには通用しない。
逆に被弾して、不時着するダンの乗機。

病院では、手術が始まろうとしていた。
不時着機から外に逃れて病院へ向かうダン。
その時、ロボットによって崩されたビルの破片が降ってきた。
それにより負傷するダン。
「ダン!」(フルハシ)
病院へ担ぎ込まれるダン。

「アンヌ…、オサム君は…」(ダン)
麻酔が効いた手術室のオサム。
「…ダン、…ダン…」(オサム)
うわ言のように繰り返すオサム。
「オサム君…、待たせてすまなかった…」(ダン)
「博士、必ず間に合います。お願いします!」(ダン)

手術は始まった。
しかし、ロボットは病院に迫ってくる。
「ダンさん、手当てを受けてください」(ユキコ)
「いや、僕のキズのために来たと、オサム君に思われたくないんです…」(ダン)
「もういいんです。オサムは手術を受けています」(ユキコ)

「さぁ、手当てをしましょ」(アンヌ)
DOAAAAN DOAAAAN
不気味な音が近づいてくる。
「あっ…、あれはロボットの…」(ダン)
「ダン…、どこ行くの?」(アンヌ)
屋上に上がり、セブンに変身する手負いのダン。

病院への進行を阻止しようとするセブン。
しかし、負傷のため、動きに精彩を欠くセブン。
避難の始まる病院。
それでも手術は、続行中である。
「よし、病院を守る」(キリヤマ)
ウルトラ警備隊も地上戦に入った。

ロボットの頑丈なボディには、エメリューム光線は無力だった…。
そのうえ、アイ・スラッガーも跳ね返される…。
もはや身体を張って止めるしか手はないのか…。
「撃て!」(キリヤマ)
地上から援護するウルトラ警備隊。
しかし、ロボットには無力だ。

一計をひらめいたセブン。
ミクロ化してエレクトロ・H・ガンの銃口に飛び込む。
自ら弾丸となってロボットに向かって、飛んでゆくセブン。
見事、命中!
ロボット、粉砕!
決まり手:セブン弾



敵ロボットがどうにも丈夫で歯が立たないセブン。遂にセブンは、自ら弾丸となってとなって、エレクトロ・H・ガンから射出されます。ウルトラ警備隊が地上戦を挑むシーンでは、病院の庭からの攻撃なので、背景に建物が写っていますが、フルハシのセブン弾発射シーンや合成のセブンが飛んでいくシーンは、建物のない広場に替わっています。これは、本編収録後の特撮パート撮影段階において、セブン弾のアイデアが出たため、発射シーンとその前後シーンを撮り直したからだそうです。



ダンとオサムの戦いは、終わった。
「オサム君…」(ダン)
静かに目を開けるオサム…。
「ダン…」(オサム)
微笑むオサム、両手で手を握るダン。
力強く、何度も…。


病院の中庭。
怪我の手当てをした車椅子のダンと取り囲む隊員たち。
「我々は勝ったんだ…。バンダ星人のロボットにも…。そして、人間の愛と信頼との戦いにも!」(キリヤマ)
ソガが、アンヌに手招きしている…。
ソガの示す方向を見るアンヌ…。
ユキコが、ダンと握手をしている。
睨むアンヌ
←目が据わっているぅ!
アンヌを茶化す、怖いもの知らずのソガ。
照れかくしか、ダンの方向へある表情を示すアンヌ〜END。
←どんな顔かVTR等でご確認ください。



スピーディな流れの映画作品を「ジェットコースター・ムービー」と呼んだ時期がありましたが、まさにその典型ともいえる作品です。
セブンは、2度登場して異なる戦闘を行います。また、ホーク1号がAパートで被弾したため、Bパートではウルトラガード2機が登場します。地上戦でもエレクトロ・H・ガンを使用したり、セブンと警備隊が協力して敵を倒すなど、セブン総決算の感があります。そのうえ、エンディングのBGMは、最終回でも同様な構成でした。





ALIENS&MONSTERS



ロボット怪獣:クレージーゴン
身長:42m
体重:3万t
製造:バンダ星
特技:正座ができる
特徴:頑丈すぎる
弱点:名前がなかった



バンダ星人
身長:不明
体重:不明
出身:バンダ星
特技:車を資源にする
特徴:手クセが悪い
弱点:名前しかなかった





LOCATION



TBS屋上(ダン変身シーン)
砧公園(セブン弾発射シーン)










                        





              「ウルトラセブン」ストーリー再録  第38話「勇気ある戦い」
              30/SEP/2001 初版発行  27/JAN/2002 第二版発行
              Copyright (C) 2001 Okuya Hiroshima All Rights Reserved







脚本:佐々木守  監督:飯島敏宏
特殊技術:高野宏一  制作40話
しかも、脚本は「ウルトラマン」での実相寺監督とのペアリングで、異色作を提供してきた佐々木守氏です。12話が幻である以上、佐々木セブンでは唯一の視聴可能作品となります。
小気味いいテンポのカット繋ぎと、ケレン味のない流れるような演出。「ウルトラマンを創った男」、飯島敏宏監督が帰ってきました。