リア充死すべし‐脳内篇‐

序 盤
GM:動いてないやん(録音機の事)
保村:え?動いてなかった?
GM:今、動いた
斗波:なんてこったい!
GM:じゃあ、そういうワケで引き続き行きます
柏 :じゃあ、とりあえず、今のを誰かダイジェストで吹き込んで下さい
斗波:依頼を受けました
柏 :あの時間がたったの9文字で!
柏 :で、もう精神世界へGO?
GM:いや、まず最初に隣の部屋に
斗波:少年と面会だね
GM:うん、普通に高校生くらいの男の子が
柏 :彼の名前は何と言う?
GM:アズマカオルだ
   別に何の重要な事でもないが、まぁ、向こうの世界では彼と行動を共にすることになるだろう
保村:ん?そうなのか?
斗波:彼はいったい、どのような立場なのですか?
GM:イリーガルの…。イリーガルだったと言うべきかな
   今はDustの正式メンバーとして活動してもらっていた
斗波:いた…。
斗波:ここに至る経緯をもう少し詳しく説明していただきたいのですけど
GM:シナリオ的に必要ないのでそこは省きます
斗波:なるほど
斗波:彼と話した方がええんかな?
GM:できないよ
柏 :心閉ざしてるからな
GM:何の反応も無いよ
斗波:あー。完全に心閉ざしているんか
GM:いわゆる生体反応はある。心音・脈拍・呼吸・瞳孔反射等異常なし、食事はチューブでいける。
   脳波も問題なし。けどなんでか、反応は無いと言う。
   なんらかのカタチで精神攻撃を受けたのだろうから、精神世界に入ってそれを治療しようと思ったら
   何人かが殉職と言う…。
   ただでさえも、人数の少ないDustと言うのにね。ホンマに困ったもんですわ
斗波:少なかったっけ?
GM:そういう事にしておいてください。
斗波:アズマカオル君にちょっと近づいて行って、絶対に起こしてあげるからね。みたいな事を言おう 
GM:彼は何の反応もしないわけなんだがな
保村:実際問題として、そこまで犠牲を払ってでも目を覚まさないといけないような
   重要な情報があったりするわけだろうか?
GM:とある事件の最終戦闘で、生き残ったのが彼だけだから何が起きた解らへんって言う状況になっとってね
   というところです
柏 :とある事件の、最終戦闘の生き残り。
   と言うことは大体我々もその最後の戦闘あたりに巻き込まれると言う事を考えたほうが
   良さそうだな
保村:あー
GM:クモンさんがあっさり言うね。「あぁ、たぶんそれはないだろ」
柏 :そうなのか?
GM:簡単に言うと精神を閉じ込めるほどの攻撃は過去のトラウマを核にして行われる。
   そんな直近の事件を核にしたところでこうまでならない。
柏 :となると、さらに過去
GM:そういうことになるな
   まぁ、いい。とりあえず準備してくれ
柏 :準備といっても心の準備以外するものがあるのかね?
GM:隣の部屋に行って、ベッドがありますんで、そこでコードに接続されたりと
   その前にクモンさんが言うな。「そんなレベルで大丈夫か?」
柏 :私は問題ない
   だって、オレは最初から3600点で創ってるから(笑)レベル2のキャラなんてオレ持ってないんだよ
保村:そう言われてもな
斗波:誠心誠意死力を尽くします
保村:助っ人に呼ばれてきて、実力を疑問視されても困るんだが、何かやりようがあるのかい?
GM:オレの能力の一つでな、レベルを精神世界の中ではブーストできると言う能力があるのだよ
保村:ほう
GM:ただ、それを使っちまうと本来入ってしまうはずの経験値が減っちまうんだよ
保村:メタだ!
GM:当然、今回は8レベル以上のプレイヤーがやるべきシナリオですんで、本来そんなけの経験値が入るはずが、
   そのブーストと言うのを使いますと、大本の2レベルのキャラクターの経験値になってしまうと。
   逆の言い方をしますと頑張ってレベル2で入ってクリアすると、レベル8分の経験値がもらえます
斗波:ふーん
GM:ただし、致死率95%以上と言う。当然ながら
斗波:無理だろ
GM:95%どころの話じゃないねーよ!のレベルかも。
   全ロールでクリティカルしたら行けるよってサムズアップされるくらいの難易度になる可能性が高いけど
柏 :やっぱ、そこはチャレンジだよね
GM:一度だけならリトライしてOKだ
斗波:始めまーす
柏 :即死!
斗波:あぁ、やな夢だった
柏 :やっぱ、アカンわ!ってか
GM:一発目に戦闘があるからね。そこで即死したら、もうそれで戻って来てもいいんだが
保村:いや、無理だろう。それ
斗波:下手に精神に負担をかけるわけには行かないので。一回吶喊しましょう
GM:2レベルで吶喊してみる?
斗波:そういうことじゃなくて
GM:普通にブーストして?
斗波:8レベルで
柏 :なんだ、面白くないのー
斗波:ミッションの成功率は高めるべきです。みたいな言を真面目くさって言おう
保村:まぁ、そうなるわなぁ
保村:んじゃ。そのブーストってのをお願いしようか
GM:それは、簡単だ。オレの方でそういう意識を持っていれば、アンタ達が中に入った時にそのレベルで戦える
保村:ふむ
斗波:試しに2レベルで入ってみても面白いかもしれんけどね
GM:まぁ、実際それでも最初の戦闘やったら…
柏 :存外いけるかもしれんよ
GM:まぁ、無理やな
斗波:じゃ、準備に、物質創造を使っておきます
GM:中に入ってからで大丈夫なんで
柏 :まぁ、こういうのはお約束だから一応聞いておくが、我々の装備品も全て持って入れると考えてよろしいのかね?
GM:あぁ。それは大丈夫だ。「そんな装備で大丈夫か?」
柏 :(笑)
斗波:大丈夫だ(笑)
柏 :それを言ったらレベル2で行かなアカンで。君ら!
   レベル2でフルボッコになって帰ってきて、一番いいのをくれ!って言わなアカンやんけ
斗波:確かにね(笑)
柏 :今のはレベル2で行くって言うフラグやで
GM:実際の話として、装備品は必要なものはちゃんと事前に持って行ってくれって言うで
斗波:刀を2,3本
GM:いいよ
斗波:2本までやったよね?前は?
GM:そうやったっけ?
斗波:前、2本だけ持って行っていいよって言われたから
GM:じゃあ、2本で
保村:やっぱ、侍の如くそこらに剣を突き刺してだな、切れ味が悪くなったら交換するんだよ
柏 :何処のショーグーンやねん。しかも死にフラグやし
斗波:火炎放射器とか、そんなん使うより、能力使った方がエエけどね
斗波:ん、いいんじゃない
柏 :よし、一番良いのを頼んだ(笑)
斗波:じゃ、大型トラックとかぁ、グランドキャリバーとかぁ
GM:それは部屋の中に入らないのでそれは駄目です
斗波:いやぁ、そっかー
斗波:あ、対悪魔用拳銃を下さい
GM:どうぞ
斗波:ま、使わないけど
GM:今回は絶対に失敗してはいけない任務って扱いなんで、ほどほどのある程度の物なら用意してくれます
斗波:はい、以上です
GM:では、行こうか
斗波:はい
柏 :では、行かん。夢の世界へ…

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