ホルス=バルカン
冒険者LV15 HP108 MP63
略歴
フォンハイ地方カンプノの人。アルディス配下の騎士で
その苛烈な攻勢と信仰から神火将と呼ばれた。
はじめ、カンプノのグレンダール神殿に使える神官戦士であったが、
統一戦争の勃発とほぼ時を同じくして、アルディスに仕える。
サドワの戦いなどで功績をあげるも、玄武門の変に関わったとして流刑になった。
人物
若い頃はおとなしい性格から「プリーステス」などとよくからかわれていた。
そのことを危惧した父・オシリスにより半ば無理矢理仕官させられることになるのだが、
恐ろしい鎧兜に身を包み戦場に現れると、業火の如き攻めを見せ周囲を驚かせた。
そもそも、彼が焔流棍棒術の免許皆伝であることを考えればさもありなんと
いったところだが、オシリスですら思い至らない程の苛烈さであったという。
「政戦問答」によると苛烈な攻めも威圧的な鎧兜も敵の戦意を挫くために
あえて行なっていたと語っている。
名を成すにつれ、騎士としてのふるまいも立派にこなすようになっていったが
元来の性格は変わらなかったらしく、たびたび市街の教会を訪れ、
説教、奉仕を行なったことが多くの人物により見かけられている。
後に謀反の罪に問われたときも、その人柄を惜しみ多くの人が助命嘆願を行なった。
焔流
焔流とは、フォンハイ地方においてよく広まっている棍棒術で
特にグレンダール神官にその使い手が多いことで知られている。
奥義の中でも麒麟撃と竜王撃の使い手は彼以外では創始者しかいないという。
戦術
彼が重視したのは奇襲である。敵の思いもよらないところから攻め込み、混乱のうちに
敵陣を突破し、離脱する戦法によって寡兵でも効果的な打撃を与えた。
これはユークリッドの作戦立案能力とホルスの実行能力があって成立したもので
彼らがコンビを組んだ戦いでは常勝を誇った。
その本領が発揮されたのがSK12年のサドワの戦いである。
断崖絶壁を背にしたサドワの地に布陣した自由都市連合軍はセンス・マジックと
ディスペル・マジックの結界により奇襲を許さぬ体勢をとっていたが、
魔法の道具の使用を一切禁じた上で、断崖の上に布陣したホルス隊はそのまま
坂を駆け下りて敵本陣を急襲、たった100名の兵で5000名以上もの損害を与え、
アルタール軍を勝利に導いた。
流刑
統一戦争の功績により、平民出身ながら次期大将軍と目されるほどになっていたが、
アルシスの即位後、一気に流れは変わる。NK3年当時の大将軍グレイウェル卿が出仕しに
玄武門まで赴いたところ、謀反の意志有りとして捕縛、そのまま処刑された。
ユークリッドの証言によりホルスにも関わり有りとして捕らわれ、流刑とされた。
関連年表
SK元年 アルディス王即位。
SK5年 統一戦争始まる。(このころアルディス王に仕える)
SK12年 サドワの戦い。アルディス王により国内統一、皇帝に。
SK13年 アルディス崩御。アルシス即位。
(NK元年)
NK2年 清流派が台頭。
NK3年 玄武門の変。ホルス流刑。
用語解説
フォンハイ地方カンプノ = 国南東部ジパングよりの地名
玄武門の変 = 当時の大将軍による謀反。玄武門にて捕縛された。
「政戦問答」 = ホルスとユークリッドの対話集
麒麟撃 = 扱いは連続攻撃U(V−299)
竜王撃 = 扱いは一掃(V−229)
ユークリッド = ユークリッド・ラスムス。清流派の人物。
平民の暴動により娘を亡くす。
ホルスとは戦場で命を救われたことにより友誼を結ぶも、
最後は情より信念をとった。
グレイウェル卿 = アルタールの大将軍。在任SK7年〜NK3年
清流派 = 貴族主義の文官たちの派閥。戦中に頭角を現してきた平民出身の
武官や文官が、戦後も大きな顔をして宮殿を歩いていることに
危機感を感じた貴族達が結束してできた
「平民たちは身近なものしか見ようとしない。
そのようなことで国が治められるか。
伝統と格式、先人達の知恵と知識を受け継いだ清らかな血筋を
得るものこそが永い繁栄を与えることができる」
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