カノン
親も知らず貧しい孤児院で育ったので、
生きるためと称して追いはぎなどをやっていた。
あるときシスターから更正の依頼を受けたエベラールを襲撃するも撃退され、
その指導を受けることになる。
当初は真面目に向き合わなかったが、彼の真摯な態度に触れ改心。
自らも立派な冒険者になるべく、彼を師と仰ぐようになる。
だが、エベラールとも別れの時が来る。
任務のため旅立たねばならなくなったのだ。
ついて行く事を望んだが、危険な旅だ、それは叶わなかった。
食い下がるカノンにエベラールは条件をつけた。模擬戦で彼から1本とること。
その為年に1度必ずここに戻ってくるという。
条件を満たす実力をつけるべく、修行に励むカノン。
だが、次の年もその次の年も駄目だった。
そして今年もその時がやってきた。
もし今年が駄目ならば冒険者になる事を諦めねばならない。
自らの夢を掴み取るためにも今年こそは・・・
念願叶って冒険者への道を踏み出したカノン。
だが、最初の冒険では巨大な敵を相手に経験の浅さを露呈し苦戦してしまう。
その戦いを反省し、新たにエンハンサーの修行を開始する。
今回の依頼は研究所の近くの森に居る蛮族の調査兼討伐だった。
だが、その森にはドレイクバロンが居を構えていた。
ドレイクバロンの魔法により瀕死になるカノン。
だが、危ういながらも耐え抜きPTと供に勝利を得る。
強力な蛮族に打ち勝った今回の経験は彼には何事にも変えがたい事だろう。