第1部第8章6〜10の写真


6 憶測から確信へ



行き先は分かってます。でも、今どこを走ってるのかは分かりません。
いつ着くのかも分かりません。なのに、車内はこんなにのどやかです。
赤ちゃんの顔は引きつっていますけど・・・




7 自己との対話



私自身は結構当てはまるところが多いです。でもこんな美しい夕日を見てると、だから
どうなの?って思ってしまいます。占いっぽいものはみんな、そんな感じがします。
ちなみに、私の血液型はB型です。ああ、やっぱりと思ったあなた、血液型B型じゃないでしょ?




8 肌寒い終着駅



インド人って、人の目をまっすぐに見るでしょう? 慣れないうちはちょっとコワイけど、
好奇心を素直に表すその態度に一旦慣れてしまえば、これが不思議と心地好いんです。
要らぬ気遣いで消耗することなど、ほとんど必要ないのですから。



9 老舗中のシニセ



払ったお金の額に楽しみが正比例するほど、世の中単純じゃありません。
そんな意外性があるからこそ、この世は生きるに値します。
割り切れない不揃いさの中にこそ、生きる意味があるように思えるのです。




10 悩ましきパキスタン・ビザ



アレをやられると、旅人はもうグーの音も出ません。向こうには拒否権がありますが、
こちらにはそれに対する対抗手段は一切ないのです。インドとパキスタンの間に
国境さえなければ、こんな苦労もせずに済むのですが・・・。
 「一つのインド」を主張したガンジーの廟前で、少し複雑な気分です。