モザイクの世界
写真は、クロアチアの首都ザグレブの中央広場に集った民族舞踏の人たちです。
左から二人目の女性の右腰辺りに、紅白のモザイク模様のポシェットが見えるでしょうか?
この柄は、1868年以降のクロアチア王国の紋章だそうです。
クロアチアも多民族国家ですが、中欧全体も古来より民族のモザイク的な共存がなされてきた地域と言えます。
彼女のポシェットを見たこのザグレブから、中欧の旅を始めることにしましょう。
ようこそ、民族のモザイク世界、中欧へ!
今日から第6部、中欧編が始まります。
まずは、クロアチアから。
モザイク屋根の教会
ザグレブ駅の北側に狭いですが、素敵な旧市街があります。
その中心に建つのが、写真の聖マルク教会です。
屋根にモザイクで描かれた紋章がとてもきれいです。
塔の形
これは広場の東側に建つ、聖ステファン大聖堂です。
ゴシック形の美しい2本の尖塔が印象的です。
ちなみに、クロアチアはカトリック教国です。
やはり、南の正教圏の教会とは塔の形が違います。
輪になって踊ろう
ザグレブの中央広場で、女性たちが輪になって踊っています。
特別なイベントではなく、たぶん有志による自発的な踊りなのでしょう。
お金も払わずにその一部始終を見ていた私は果報者です。
欲を言えば、彼女たちのうちの一人でもいいから、お話ができればよかったのですが・・・。