ボスニア・ヘルツェゴヴィナの5〜8の写真とコメント

へこんだ家



中心部からプライベートルーム(民宿)に帰る途中、こんな景色がごろごろしています。
首都の真ん中がこれほどにまで破壊されるのですから、内戦の激しさがうかがえます。
人気もなくて、まるでゴーストタウンのようでした。
夜に見ると、もっと迫力あるんでしょうなー。
僕はこわくて、見に行けませんでした・・・。


「トルコ橋」の残骸



これは、ヘルツェゴヴィナ地方のモスタルにある「トルコ橋」です。
石造りのきれいな橋で、ボスニア・ディナール紙幣の絵柄にもなるほど、この国では有名な橋だそうです。
しかし内戦中にクロアチア軍の攻撃で破壊され、私が行った時には仮設の橋が架かるのみでした。
橋の名前は、この地を支配したオスマン・トルコから来ているそうです。
キリスト教徒のクロアチア人にすれば、目障りな橋だったのかもしれません。


ホテル「エロ」



という名前だそうです。
といっても、ラブホテルじゃないですよ。
そもそも、ヨーロッパにその種のホテルがあるのかも怪しいもんです。
名前は変ですが、これでもこの町モスタルで一番の高級ホテルなんですよ。
でも、他に名前がなかったのかなあ・・・。


ネレトバの流れ



モスタルの町の真ん中をネレトバ川が流れています。
映画「ネレトバ川の戦い」で有名な、あのネレトバ川です。
水は飲めるんじゃないかと思うほど、きれいです。
岐阜県の郡上八幡も水が美しいところでしたが、あの感じに似ています。
私の横で、地元の家族がカヌー遊びに興じていました。
パルチザンが活躍した頃も、内戦の頃も、この清い流れだけは今と変わらずに流れていたんだろうなあ、
などと思うと、何となく意識が遠くなりそうな、
そんな穏やかな流れです。

今回で、ボスニア・ヘルツェゴヴィナの旅は終わりです。
次回からは、クロアチアUに入ります。