スロベニアの章扉と1〜3の写真とコメント

緑の国



今日からスロベニアです。
この国の印象を一言で言えば、「緑」に尽きます。
おだやかな風景、おだやかな人々。
荒々しいものは何一つない、桃源郷のような小さな国です。
写真は、列車の乗換駅で出会った駅員さんたちです。
背広も、ネクタイも、グリーン一色です。
その色とおだやかな彼らの笑顔がまさにこの国を象徴しているかのようです。
ようこそ、スロベニアへ。
それでは、おだやかな小国の旅へご案内することにしましょう。



国境からの電車



写真は、クロアチアとの国境駅から乗ってきた電車です。
日本を出てからここリュブリャーナ(スロベニアの首都)に来るまで、
地下鉄やトラムとしての電車には乗ったものの、このような郊外電車に乗ったことはありませんでした。
実に9ヶ月ぶりの郊外電車体験というわけです。
日本では当たり前の電車も、世界的に見ればあまり主流ではないようです。
国境からここまで1時間半ほどかかりましたが、運賃は2等で約460円しかしませんでした。
床に響くモーター音が懐かしい感じがしました。


小ウィーン



写真は、リュブリャーナの旧市街の街並みです。
まるでウィーンにそっくりです。
スロベニアは旧ユーゴスラビアに編入される以前は、
ほとんどドイツ人やハプスブルク帝国の支配下にあったのだから、
それも当然かもしれませんが。
街の規模は小さく、散歩でそぞろ歩くにはちょうどいい街です。


「小京都」的城下町



旧市街に囲まれた丘の上にリュブリャ−ナ城が建っています。
外観は城というよりは、むしろ貴族の館という方がピッタリくるような、可愛らしいものです。
この写真に写っている範囲が、だいたいの観光対象となる地域です。
半日もあれば、十分見て回れます。
何せ、首都とはいえ、人口がたったの33万人しかいないのですから。
日本で言うところの、いわゆる「小京都」的な街と言えましょう。