きれいな塔
きれいな塔です。
南ボヘミアにはこうした中世の趣きを今に伝える古風な街がいくつも残っています。
この塔は、その中でも今、最も注目を集めている街にあるものです。
そこがどこかは、後のお楽しみということで。
とりあえず、今日よりチェコⅡ、南ボヘミア編を始めることにしましょう。
ターボル
プラハから1時間半ほど列車で南に行くと、ターボルに着きます。
プラハの旧市街広場に建つ銅像の主であるヤン・フスが処刑された後、
ボヘミア全土に吹き荒れた「フス運動」という宗教改革運動の拠点となった街です。
今はそんな過去があったことがまるでウソであるかのように、眠たくなるほどに静かな田舎町です。
写真は、町の中心広場に面して建つ教会です。
塔には20円ほどで登れます。
塔の上からは、美しいターボルの町並みを眺めることができます。
チェスキー・クルムロフ
ターボルからさらに南へ急行列車で1時間ほど行ったチェスキー・ブジェヨビツェからさらにバスに乗り、チェスキー・クルムロフに着きました。
蛇行するヴルタヴァ川に面して立体的に中世の街並みが広がるこの町は世界遺産に登録されていますが、
この当時は日本人観光客も少なく、
ここに宿泊する旅行者のほとんどは欧米系の白人でした。
写真の黒い部分がヴルタヴァ川の流れです。
右手の川に囲まれた部分がインナータウン、左手の城が建つ高台と奥の地区がラトラーンと呼ばれ、この町は大きく分けてこの二地区に大別されます。
写真の通り、変化に富んだ密度の濃い町です。
私はこの町に3泊しました。
観光地のわりには静かなので、ぜひとも泊まることをおススメします。
城の塔(その1)
街中から見上げたチェスキー・クルムロフの城の塔です。
夜にはライトアップされ、とてもきれいです。
私のいた宿は塔のすぐそばだったので、川を隔てて屹立する塔の姿を夜ごと堪能できました。