林檎蝋燭の会

この会は、真っ暗な部屋で行われる。
床には、本物の樅の木の枝が渦巻き状に敷いてある。
渦巻きの中心に小さなテーブルがあり、そこに長い蝋燭が1本立ててある。
二人のライアー奏者が、やさしい音楽を奏でる。
会が始まると、白いオイリュトミー服をまとった天使役のお母さんが登場する。
天使は、先生から火の灯った林檎蝋燭(林檎の芯をくりぬいて蝋燭を立てたもの)を受け取り、
ゆっくり樅の木の渦巻きの道を歩く。
中央につくと、テーブルの上の蝋燭に火を灯す。
そしてまた、ゆっくり渦巻きの道を戻ってくる。
次は、子どもの番だ。
先生に名前を呼ばれた子から、林檎蝋燭を持って、ゆっくり渦巻きの道を歩く。
中央につくと、テーブルの蝋燭の火をもらい、また、渦巻きの道を歩く。
今度は、火が灯っているので、さらに慎重になる。
火が消えないように、背筋をしゃんと伸ばしてゆっくり歩く姿は美しい。
すべての子どもがそれを行う。
その間、先生が子どもを呼ぶ声とライアーの音だけ。
誰も余計なおしゃべりはしない。
みんなじっと友達の様子を見ている。
全員が終わると、先生が物語を話してくれる。

  

Kyokoさん撮影)

さらに、詳しくご覧になりたい方は次のHPをご参照ください。



『シュタイナー教育』のページに
 「オイリュトミー体験記」と「りんごろうそくの集い」があります。