2人というカタチ・必要だから傍にいる・必要とされたくて傍にいた・お互いじゃなくても構わない・偶々アナタがそこにいた・取り換えのきくもの・取り敢えずのパートナ・淋しさの共犯者・きっといつかいなくなる・きっといつか消えてしまうけれど、 |
今は 2人というカタチ。 |
立ち去ろうとする君を両手で抱きしめて ぼくは そっと 目隠しをさせた 真っ白な包帯をぐるぐると巻きつけて 耳の横でリボンのように結んで留めて ほら、もう君はなにも見られない ほら、もう君は何処へも行けない 君の頬に両手を添えて接吻けて ほら、もう君はぼくだけのもの |
永遠を映す光の中で 揺らめく無限に閉じ込められて 微笑むあなたは鏡の中に そしてわたしは闇の中 |
慰めないでね アタシは可哀相なアタシが大好きだから いつまでも独りで泣いてるわ ここから動かずにいるわ 変わりたくないの このままでいたいの アタシは可哀相なアタシが大好きだから |
ぼくの語るコトバは いったい誰のモノなのか ぼくは知らない ぼくの中にあるコトバたちは ぼくであって ぼくではない 寄セ集メダヨ がらくたダネ ホラ 壊レソウ 全部ぜんぶ なにもかも きっと本当じゃないんです ごめんなさい ぼくは詩人なんかじゃない ・・・ただコトノハをつむぐだけ |
桜が咲いたらボートに乗ろうか ぼくが漕いであげるから キミはただ座っていればいい 満開の桜を見上げて 池の上に架かる 桜のアーチの下もくぐろう 視界に入るものは 咲き誇る桜と それを透かした空だけ 時間はゆっくりと流れる そこは切り離された世界だから 水と桜と 二重の結界で 誰もぼくらに触れられない 今はまだ少し寒いけれど 春はもう 来ているんだよ わかるよね 空気には春が漂っているコト 桜が咲いたらボートに乗ろうか ぼくが漕いであげるから キミはただ座っていればいい 満開の桜を見上げて |
大切なコト つかまえたと思ったのにな 歩いて歩いて 気が付いたら みんな雨に流されてた 失くしちゃったよ ぼくのものになったのに でも 哀しくても泣かない 誰も見つけてくれないから |