魏志倭人伝を理解するための
七つの原則
魏志倭人伝には、とうじの倭人の言葉が国名、官名、人名などのかたちで、数多く記録されています。だから、漢文の素養がいくらあっても、それだけでは完全には理解できない文書なのです。しかも、それらの倭語がまさに、わたしたちが古代の倭国の状況を探求するうえで、ひじょうに重要な情報を提供してくれているのです。
すでに、いまから10年以上も前になる1991年(平成3年)に、この編者によって解読された魏志倭人伝のなかの「倭語」ですが、その特徴などをここにまとめて、「七つの原則」としてみました。とにかく、日本の古代史の「真実」を「ほんとうに」知りたい人々にとっては、とりあえず魏志倭人伝を正しく理解していただくことが、どうしても必要なことなのです。
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魏志倭人伝を理解するための 1.とうじの倭人の言葉は、一音節が一つの意味を持っていました。 2.倭人の発音を記録するために魏人は、とうじの中国語で似た音を持つ漢字をあてました。 3.魏人がある音をはじめて記録するばあいには、できるだけ倭語の内容に近い意味を持つ漢字を選びました。 4.倭の国名、官名、大夫(たいふ)名はいずれも、その所在地を示すための、地形上の特徴を言う言葉からなっています。 5.ある国の「官」というのは、支国の支配者であり、いわば「郡の知事」のことです。 6.大夫の名前の苗字の部分は、国名からなっています。 7.「水行1日」が千里、「陸行1日」が百里と換算されました。 |
14.3.14