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季節は梅雨の昼下がり。 図書館の静謐な雰囲気は好きだ。 「クラピカ!」 呼び掛けに応じて顔を上げると苦笑を浮かべたレオリオの顔に出会う。 ・・・どうやら熱中していて一度の呼びかけ では応じなかったらしい・・・/// 「そろそろ行くか?」という問いかけに頷き席を立ち、並んで外へ出ると、来る時には 降っていなかった雨が、優しい、静かな音を たてて景色を濡らしている。 用意しておいた傘を差し、隣の男を見遣るとバツの悪そうな顔をしてこちらを見ている。 この季節に傘を用意していないらしい。 呆れた顔を見せ、先に雨の中へ一歩踏み出したのに、焦った顔をしたレオリオを 振り返り、傘を差しかける。 「ほら、置いて行くぞ?早く来い」 そのセリフに少し驚き、そして微笑を浮かべ とクラピカの待つ傘に入ってくる。 肩を並べて雨の中を歩く。 身長差のせいで、傘を差すのが少し苦しい。 と、それを察したように、 突然のことに、「え?」とばかりに見上げた レオリオの顔には優しい笑みが刻まれ、 「交代な」 と穏やかな声が返される。 「・・・あ、ありがとう・・・///」 何故か一気に気恥ずかしさが襲ってきた。 余計に意識し始めた思考を抑えるために レオリオの背が高いのが悪いことにした・・・ *END* |
海月 ちやとさんのサイト「PUMPKIN JAM」様で2345番のキリ番を踏んでいただきました「相合傘のレオクラ」ですvv |