相合傘のレオクラ

季節は梅雨の昼下がり。
レオリオは受験勉強、私は調べモノの為、共に図書館へ足を運んだ。

図書館の静謐な雰囲気は好きだ。
ひっそりと息づく書物たちの囁き声を聞きながらの読書は思わず時を忘れてしまう・・・

「クラピカ!」

呼び掛けに応じて顔を上げると苦笑を浮かべたレオリオの顔に出会う。

・・・どうやら熱中していて一度の呼びかけ では応じなかったらしい・・・///

「そろそろ行くか?」という問いかけに頷き席を立ち、並んで外へ出ると、来る時には 降っていなかった雨が、優しい、静かな音を たてて景色を濡らしている。

用意しておいた傘を差し、隣の男を見遣るとバツの悪そうな顔をしてこちらを見ている。

この季節に傘を用意していないらしい。
・・・全く、準備の悪い男だ・・・

呆れた顔を見せ、先に雨の中へ一歩踏み出したのに、焦った顔をしたレオリオを 振り返り、傘を差しかける。

「ほら、置いて行くぞ?早く来い」

そのセリフに少し驚き、そして微笑を浮かべ
「すまねぇな」

とクラピカの待つ傘に入ってくる。

肩を並べて雨の中を歩く。 身長差のせいで、傘を差すのが少し苦しい。
いつもより少し高い所で差した傘は、
大した重さではない筈なのに、
伸ばした手が少しずつ疲れてくる・・・

と、それを察したように、
すっと手から傘が奪われる。

突然のことに、「え?」とばかりに見上げた レオリオの顔には優しい笑みが刻まれ、

「交代な」

と穏やかな声が返される。

「・・・あ、ありがとう・・・///」

何故か一気に気恥ずかしさが襲ってきた。
頬も・・・赤くなっているかもしれない///
『そういえば、これは相合傘というのだな』と イマサラのように気が付いた。
気が付いて・・・

余計に意識し始めた思考を抑えるために
とりあえず、

レオリオの背が高いのが悪いことにした・・・

*END*

海月 ちやとさんのサイト「PUMPKIN JAM」様で2345番のキリ番を踏んでいただきました「相合傘のレオクラ」ですvv

「イラストでも小説でも思いついた方を」とリクエストを残しておりましたら、何と何と両方ともいただきました!!!(大喜)
もう私にやけっぱなしでございます〜vv

イラストも紫陽花や雨がほわほわしていて!レオリオの眼差しも優しくて! 雨の中なのにすごく暖かい感じで!!

追い討ちをかけるように小説がまた可愛くて素敵でvv
私的にはラストシーンの相合傘になってしまったのをレオリオの身長のせいにするピカが可愛くて大好きです〜vv

ちやとさん!本当に有難うございました〜vv

 

 

 

 

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