鎮魂歌
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天空には零れんばかりの星屑。 そして闇を裂く月光。 誇らしきガラクタの山の上で いつか見たあの空と同じ
「捨てられた」その日、私たちは「産まれた」。 放棄こそが誕生。 同朋こそが我等が家族。 人種も信仰も全てを超えて血よりも濃い絆が確かにここには在る。 それが私たちの誇り。 あの日、私は初めて彼と出会ったのです。
私はちゃんと笑えている? 私は迷いなく歩いている? 見守っていて、 私の最期の姿を… そして、私は皆に銃を向けた。
「先刻謳っていたのはどの唱?」 鎮魂歌… その名の通り魂を鎮める歌。 身体を亡くした純なる魂を然るべき場所へと導く厳かなる聖歌。 開かれた状態のこの本を見つけたとき、この唱が俺を見ていた。 まるで、 俺の為に産まれてきたかの様に…
天空には零れんばかりの星屑。 そして闇を裂く月光。 そして響くは君の奏でる鎮魂歌… 目を閉じてそれを聴いていたのは俺。 その頃まだ皆から「クロロ」と呼ばれていた、俺。
引き金を弾く、
弾ける銃弾音、
空を飛ぶ5つの、 記憶。 その先には、 誇るべき仲間たち…。 大切な、私の、 近くて遠い兄弟たち…。 どうか…私で…お終いにして…。 視界が途切れる寸前、 『…おやすみ、パク…』 私も、微笑み返した…。 ――――…おやすみ、マチ…
…やくそく…の… …う…た……… 遠のく意識の中、 天空には零れんばかりの星屑。 そして闇を裂く月光。 誇らしきガラクタの山の上で いつか見たあの空と同じ…………
「君が死ぬ時にはこの歌を謳うから。」 そして闇を裂く月光。 誇らしきガラクタの山の上で いつか見たあの空と同じ
誇らしき、我が手足に捧げよう、 そう、思っている。 ……それなのに、 何故だろう… 何故、頬に涙が伝うのだろうか……… 星空の下で出会ったあの少女は、もう何処にも、居ない ただ、それだけのことなのに…… 涙の理由も解らないまま、俺は月明かりの元謳い続ける。 そして闇を裂く月光。 誇らしきガラクタの山の上で いつか見たあの空と同じように……
FIN
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何だかですね…遅くなりましたがパクノダ姐さん追悼によせて。
団長が全然ショックを受けていない風だったのがちょっとショックでこんな話書いてみました。
それは表面だけしか見ていないのかもしれないし、団長なりの哀しみが何処かに描かれていたのかもしれませんが、私には一寸解りませんでした。
いやはや、旅団は奥が深いですな…イマイチ何を考えているのか掴みにくいです。
団長がよく解らないんですよね…設定的に…。二重人格入っているような気もしますし…
もし、もし団長が姐さんの死を何とも思っていなかったら…悲しすぎるな、そう思うのは私が甘いのですかね…。うう〜む…何だか暗くなってしまいました。旅団の回想(12巻)でマチがクロロさん見て「あれ…クロロ?」って言ってるのがすごい引っかかっているんですよ…。以前の団長は性格違ってたのかしら…とか深読みしてしまいまして…それでこの小説の回想クロロさんは少し明るかったりします。…深読みしずぎかしら…。
平成13年10月13日