東京湾木更津沖のシロギスとアナゴ

 

 7月7日、職場の釣り仲間16人でシロギスとアナゴのリレー釣りを羽田えさ政で仕立てた。午後1時に出航し木更津沖へ向かう。本日は梅雨の合間の曇り空で微風と絶好の日和に恵まれた。製鉄所を間近に望む7メートルダチで開始となる。自分はくじ引きで左ミヨシに入る。パラシュートアンカーでの流し釣りとなる。

 自分はシロギス初心者なので、釣果よりも基本動作の修得を目標に本日の釣りにのぞむことにする。まずはアオイソメのエサ付けだ。船長のアナウンスでは「頭の固い所をとって、通し刺しにし、垂らしは2センチ」とのこと。口でいうのは簡単だがこれがなかなか難しい。相手も生きているので必死だ。噛みついてくるは身を縮めるはで逃げまくる。やっとのことでエサ付けができたころには、まわりのメンバーはすでに1,2尾を釣り上げている。やれやれ。

 つぎはスピニングリールでのキャスティングだ。天秤を竿先20センチまで巻く、道糸を人差し指に掛ける、ベールを起こす、アンダースローでピッ。これはうまくいった。糸の出が止まったところでベールを倒し、海底をトレースするようにさびいてくる。ブルブルッと明確なアタリ。一呼吸おいて手首で軽く合わせる。キュキューンと竿がしなり心地良い引きだ。今シーズン初のシロギス。20センチの良型だ。でもハリを飲まれている。「親指と人差し指をエラの中に入れてもみながら強くハリスを引くと抜ける」と教えてもらったが、抜けない。何度もやってやっとのことで抜けた。シロギスは昇天した。

 多少慣れてきた頃ヒイラギが連続で釣れた。仕掛けが浮いて高いタナを釣っているためと判断し、仕掛けを引くスピードを遅くしタナを下げた。するとシロギスが掛かってきたのでこれは成功。

 こんな調子なので、船中7〜25尾で自分は1421センチが10尾に終わる。外道にはヒイラギ、アジ、フッコが掛かった。

 5時半ころ少し沖の12メートルダチへ移動しアナゴ釣りとなる。今度はアンカーを打ってのかかり釣りとなる。アナゴ釣りではエサのアオイソメはダンゴ巻きでも房掛けでもよいとのことなので、体裁は気にせずとにかくたくさん付ける。

 アナゴ釣りのベテランは2本竿での小突きを始めるが、初心者の自分は竿はもちろん1本で仕掛けも単純なものにした。開始直後トモよりで本命が2本上がるがその後は船中サッパリである。船下を小突きで探るがアタリがないので投げて探る。仕掛けを早く引いたり、ゆっくり引いたり、止めたり。あまり釣れないのでまわりを見渡すと狭い範囲にアナゴ船団が展開しておりその数40隻ほど。

 7時半、時合を迎えた。仕掛けを止めて待っているとグッグの強いアタリに一呼吸おいて大アワセを入れる。まずまずの40センチ級だ。アオイソメを付け足して即投入。今度は船下で前よりも強いアタリ。合わせる竿先が止まる。巻き上げ途中にも力強い引きが続く。納得の太い50センチ級である。

 例によって時合は一瞬である。8時になると船中潮が引くようにアタリも引いた。この頃から船長が順次バケツを回収してアナゴをさばいてくれる。釣れてないのでこれもすぐ終わり8時半に沖揚がりとなる。船中3550センチが0〜9本、自分は3本だった。

 

(当日の仕掛)

▼シロギス

竿・アルファタックル・竹龍101.8m

リール・小型スピニング(左ハンドル)、道糸ナイロン3号100m

天秤・固定式、オモリ15

ハリス・1号80cm、2本バリ

ハリ・流線7号

▼アナゴ

竿・オリムピック沖帆202.1m

リール・アブアンバサダー6500C3、道糸PE3号100m

先糸・ナイロン5号1m、ケミカルライト

ツリガネオモリ25

ハリス・4号7cm夜光チューブ巻き

ハリ・ウナギバリ10