相模湾大磯沖のカマス
相模湾のカマスに釣行した。12月8日、大磯港の恒丸。職場の釣り仲間16人での仕立てである。出港前の船上でエサを作る。塩サバのほか生のサバもある。生サバを3枚におろし身をそいで幅1センチ長さ6センチくらいのタンザクにする。ていねいなエサづくりは好釣果への第一歩だ。7時30分に出港し西へ向かう。航程20分の大磯西沖150メートルダチで開始となる。きょうの釣り座は右トモだ。
第1投からアタリがあるがハリがかりしない。左トモのN氏は早くも35センチ級の本命カマスを上げている。船中何人もの方が第1投から本命を釣り上げ、きょうは好調の出足である。第2投でも投入即アタリがあり気持ち待ってから合わせると乗った。やはり35センチ級、早々に顔を見ることができてホッとする。
きょうはテーマを決めている。アタリからアワセまでの間合いを実験的に色々変えてみる。1秒未満の即アワセから10秒くらいまでの幅で試してみる。第3投でもアタリがあったので、最初のガツガツの断続的なアタリの後も待って10秒でアタリに合わせて巻き上げを開始する。150メートルの巻き上げ中もグイグイと引きが続く、水面まで来るとナント3本バリに3本のパーフェクトだ。それもすべて40センチの大型。
次でも5秒くらいの遅アワセで一荷と、ここまでは絶好調。アタリの少ないミヨシよりのメンバーはあっけにとられて見ている状態。しかーし、良いことばかりが続かないのが世の常。そのうちアタリも減り、たまのアタリもハリにかからない。また上げてみるとハリのチモトで切られているのが頻発する。
アタリが遠のくと船長は少し場所を移動し140〜160メートルラインを流す。場所によってはシロムツばかりが釣れる時もある。また右5番のOG氏には小型ながらクロムツがあがりこれはうれしい外道。12時頃船中をまわってみると皆さん平均して10本前後釣っており、まずまずの様子。
朝一港で作ったサバタンが底をついてきたのと、残っているものも鮮度が悪くなっているので、新たに生サバをおろす。丁寧にタンザクに切っていく。これをおろそかにすると食いが悪くなるのである。このために私は料理用の小出刃をよく研いで持参する。両刃のシーナイフよりも片刃の出刃のほうがきれいにさばける。
チモトでハリスを切られるようになったので、2つの対策をする。まずアタリからアワセまでの間合いを短くし最大で4秒程度にする。つぎにハリを丸海津バリ17号からムツバリの17号に変える。これはハリス付きのものをたくさん用意してあるので容易に変更ができる。この2つの対策により単発ではあるがまたポツポツと釣れるようになる。
後半になるとミヨシ側も活発にアタリがではじめる。右ミヨシのOK氏は定位置ではアタリがもうひとつ少ないとみて、張り出しへ上がってがんばり、次々と掛けている。
2時30分に沖揚がり。船中釣果はアカカマス30〜40センチが5〜19本にシロムツ多数。私は同サイズが15本と20センチのシロムツが4尾だった。
まとめ
1.アタリからアワセの間合いは3〜5秒が確率が良い。また強めのアタリではやや早く弱いアタリでは長くとる。
2.水深が深いので1回のアワセ失敗では巻き上げず、残り2つのエサで掛けることを狙う。
3.サバタンは背の黒い所にハリに掛け、白い部分をヒラヒラさせたほうが良いとの説もあるが、逆に腹の白い部分のほうが身が固く、よじれないのでエサ持ちが良い。
(当日の仕掛)
竿:アルファタックル・ヤリイカ乗調子100号2.4メートル
リール:シマノ電動丸3000XH、道糸PE6号
仕掛け:幹糸8号3.8メートル
枝ス7号60センチ、枝間1.2メートル
針丸海津17号、エサはサバの短冊1×6センチくらい
オモリ120号