
|
キング・オブ・ダンドゥット(Raja Dangdut)ことロマ・イラマは1949年12月10日生まれ西ジャワ、タシックマラヤ生まれ。洋楽ファンだった14歳ごろはトム・ジョーンズなどのレパートリーを得意とするバンドを楽しんでいた。69年にプロとしてダンドゥットを初録音。70年に当時の人気ダンドゥット・グループ、OMプルナマに参加して20曲ほど録音を残す。71年に自ら結成したダンドゥット・グループ、OM・ソネタ(後にソネタ・グループに改名)を旗揚げする。73年頃同じくOMプルナマに参加していたエルフィ・スカエシをパートナーとして迎え、2人のデュエットなどをメトロポリタン・レコードに録音するようになった。70年代後半から80年代にかけてロマは社会批判的な歌で底所得者層の人気を得る。やがてヒーロー映画の主演作などで全国規模に人気が広まり、ダンドゥットの頂点に立つ。その後エルフィ・スカエシは独立し、インド色の強い濃厚な歌謡ダンドゥットで女王となる。80年後半からロマは自らのダンドゥットをサウンド・オブ・イスラムと呼びイスラム色を強めていった。やがてコンサートなどではイスラムの説法をするようになった。その後ロマは1992年に横浜で開催されたワールド・ミュージック・フェスティバル、ウォーマッド'92に出演。そしてインドネシア独立50周年にあたる95年頃からダンドゥットの国際化に向けダンドゥット・ゴー・インターナショナルを提唱。その後は政治色を強める活動を展開していたが、最近は本来のダンドゥット・ミュージシャンに立ち戻ったようだ。最新作ではアルバム・ジャケット共々サウンドもフレッシュになり、帝王のイメージを払拭。 |