スラバヤが州都でマドゥーラ島を含む東ジャワには、独特の伝統芸能がある。エキゾチックなバニュワンギの舞踊ガンドゥルンやマドゥーラ島のトペン舞踊などが有名である。バニュワンギの芸能、ガンドルンはジャワとバリ島がミックスされたエキゾチックな芸能だ。最近ダンドゥットとミックスしたクンダン・クンプルというガンドゥルンが人気を集めている。ガンドゥルンとはロンゲン(踊り娘)を表し、興がのると男女対で踊られる芸能。ダンドゥットやポップ・インドネシアのアーティストも東ジャワ出身者が多い。

Gandrung Klasik/ Banyuwangi
Koesniah, Sugiati
(CT)
バニュワンギの芸能ガンドルンのベテラン歌手、クースニアーとスギアティのカップリングカセット。演奏はバイオリン(ビオラ)とクトゥック(コブ付ゴング)、ゴングそして西ジャワのジャイポンガン風クンダン・ビート歌と声は中部ジャワ+バリ風でなんともエキゾチック。

Sumiati/
Cinta Kejutan
(CT)
ベテランのスミアティとイダ・ファリダのカップリング。2人ともハリのある声でリズムにノリノリ。演奏はニニ・カルニナのバックでおなじみのOM.ARUBAS GROUPスンダのにおいが濃いクンダン・ビートとスリンが熱い。

Nini karlina /
Hujan Rintik Rintik
(CT)
ディスコ・ダンドゥットのスターだったニニ・カルニナが心機一転地方芸能ダンドゥット・バニュワンギで再出発したカセット。しかもアルバムの内5曲が彼女の作詞。O.M.ARUBAS GROUPの演奏もツボを押さえた演奏で申し分ない。

Doyok & Sumiati/
Gadis Macan
(CT)
いつもダンドゥットの女性歌手の脇役でステキなダンスと鋭いツッコミを披露してくれる、ドヨッ。スミアティとのカップリングはピッタリ。バックのクンダン・クンプルはスミアティ自身グループ。ダンドゥットの正装できめたスミアティ姉さんがイナセ!
Nini karlina /
Bulan Andung Andung
(CT)
前作がヒットし好評だったダンドゥット・バニュワンギの第2弾。もともとポップス系の歌手だったニニの声がちょっと表現力不足かな〜。でもガンドゥルン衣装のニニが可愛いので許しちゃう。しかしスンダとジャワの摩訶不思議なミックス具合が異国情緒がありエキゾチック。
Doyok & Sumiati/
Cinta Modal Sepeda
(CT)
スミアティ姉さんとドヨッのドゥエット第2弾。スミアティの年季が入ったハスキーなボーカルに、ドヨッのひょうきんなボーカルがねちっこく絡む。この2人がイチャ・イチャ・ベッタリ踊るガンドゥルンを見てみたい。
Ilis Karlina /
Cinta Tersolas
(CT)
ダンドゥットのセクシー・ダンドゥット歌手リリス・カルリナのバニュワンギ・ダンドゥット。彼女の甘くセクシーな声はバニュワンギのエキゾチックなメロディーにピッタリ。中国風、ジャワ、スンダが渾然一体となったサウンドに清涼感のあるスリンが絡むドロドロ世界。ウ〜ンまいった。
Ikke Nurjanah /
Gelang Alit
(CT)
たしかイッケのこのバニュワンギのほうがニニ・カルニナより先に発売されていたと思う。もともとジャワ風ダンドゥットが得意であったイッケはバニュワンギもピッタリ。ニニ・カルニナとは歌の表現力の差が歴然。

Yuni Ningrum /
Duh Angin
(CT)
マドゥーラ語のダンドゥットのローカル物とあなどってはいけません。このユニ・ニングラムのボーカルの表現力は最近のダンドゥットにない気迫を感じる。ロマ・イラマのヒット曲やジャワ・ダンドゥットなど名曲ぞろいで演奏も申し分ない。声もセクシー・ハスキーで僕好み。
Banyumas Bamboo/ Gamelan(CT)
マドゥーラにもジャイポンがあったなんて。インドネシア人もビックリ。まあ、マドゥーラ語で歌ったダンドゥット・ジャイポンといったところ。曲はブンガ・ダリヤなどのジャワ・ダンドゥット中心。このライティングの暗-いジャケがローカル。

スラバヤのベテラン・ダンドゥット歌手、イダ・ライラ
スラバヤのベテラン・ダンドゥット歌手、イダ・ライラは1945年6月30日生まれ。11歳の時にすでにプロとして地元のステージで歌い始めていた。その後彼女は数多くのオルケス・ムラユに加入しキャリアを積んでいる。最初のグループはOMコブラ(Cobra)、60年にはOMシナール・クマラ(Sinar Kumala)
、72年にOMシナール・ムティアアラ(Sinar Mutetiara)、76年にOMアワラ(Awara)、OMシナール・ハラパン(Sinar Harapan)、OMスパンジャン(Sepanjang)など多くのスラバヤのグループで活動する。これまでに約107アルバムほど録音したとされている。64年のブルカシ・ムスラや65年の彼女の代表曲クアグンガン・トゥハン、86年のスピリン・ブルドゥア、95年のブカン・ジョドーなど、今でもインドネシアのスタンダードなダンドゥットとして親しまれている。95年にイダ・ライラをダンドゥットの師と仰ぐ若手歌手イッケ・ヌルジャナーが、彼女の夢だったデュエット・アルバムを発表。その後イッケの影響でイダ・ライラのフォローワーが続出している。イダ・ライラの可憐でメランコリックな歌声は時代を越えて多くの人に愛されている。

O.M.Sinar Mutiara Surabaya (LP)
イダ・ライラの70年代に録音されたレコード。バックはスラバヤで活躍した、O.M.Sinar Mutiara Surabya。ジャワのユッタリした バックの演奏に乗った、イダ・ライラの若々しく可愛らしいボーカルが聞ける。

Ida Laila & Musmulyadi/
Suara Hati
(CT)
イダと同じスラバヤ生まれの伊達男ムス・ムルヤディのデュエット・カセット。2人はこのゴールデン・ハンドに70〜80年に大量の録音をしている。胸キュン・ジャワ・ダンドゥットのスアラ・ハティは時代を越えた名曲。スラバヤあたりにいけば路上のカセット屋台で見つかるかもしれません。

Orkes Melayu Awara(CT)
イダ・ライラはスラバヤの代表的なダンドゥット・グループ、O.M.アワラと組んで数多くの録音を残した。 リーダーのS.アフマディも渋く味のあるボーカルを披露。レトロなギターのトレモロ・サウンドやビンテージ・シンセが雰囲気。安いモノラル・ラジカセでフル・ボリュームで聴きたい。

Ida Laila & Ernie Rosita(CT)
少女歌手エルニ・ロシータとデュエットしたカセットが80年代に3種発売されていた。これはジャワのポップ・ソングをダンドゥット・アレンジで歌った名盤カセット。ワルジナのヒット曲、ワラン・ケケッなどを、ロリっぽい声のエルニとまったく同じ声のイダ・ライラが歌う。バックのガンバン(木琴)も効果的だ。

Ikke Nurjanah &
Ida Laila
(CT)
80年代エルニ・ロシータとデュエットした、イダ・ダイラがダンドゥットの歌姫イッケ・ヌルジャナーとデュエット。イッケの子供の頃からのアイドルだったイダ・ライラとの夢の共演作だ。顔は似てないが、声がまったく区別がつかないほどソックリ。
20 karya Besar (CT)
イダ・ライラをお手本にしたイッケ・ヌルジャナーや他の若手歌手達によるS.アフマディ作品集の企画カセット。こうしてまとめて聞くとほんと皆、声と歌い方がソックリ。みんな美人だし、インドネシアの歌手の層の厚さを感じる。ジャケ写には写っていないけど、エルナ・タニアが1番イダの声に似ている。