アジア最大のイスラム国家、インドネシアには独特のイスラム音楽が発展している。代表的なものではアラブ色の強いガンブースや女性だけの編成のコシーダなど。ガンブースはアラブ諸国で広く使われているウードが元になった楽器で、インドネシアではフレット付きに変化している。この楽器がフューチャーされた宗教音楽は一般的にガンブースと呼ばれる。女性だけの編成でイスラム教の教えなどを歌うコシーダ(Qasidah)など、インドネシア独特の宗教音楽が興味深い。コシーダは基本的にダンドゥットと同じ編成だが2、3人のバイオリン・セクションが付くのが普通だ。いかにもイスラム音楽らしい濃密なコブシをきかせた歌い方をする。カセットが見つからずジャケットが掲載できなかったがインドネシアのキリスト教音楽、ロハーニも独特の音楽だ。クリスチャンのポップ・インドネシアの歌手、ルス・サハナヤやジャズ歌手のエルミー・クリットなどのアルバムが有名である。
イスラム説法の伝道師エムハ・アイヌン・ナジブのVCD。イスラム色の強い音楽だがガムランやクンダンをフューチャーしたモダンなアレンジ。今年1月に来日している。 ダンドゥットのロマ・イラマとも共演したことのある女性ガンブース歌手の第一人者ソラヤのアルバム。基本的に歌詞はアラビヤ語だ。 男性ガンブース歌手の第一人者アリ・アラタスのカセット。ガンブースではベテランだが、恋愛をテーマにしたポップなアラブ音楽のアルバムもある。 ダンドゥットのおしどり夫婦、リタ・スギャルトとジャッキー・ジマのガンブース集。有名なウスクダラのガンブース・アレンジも聴ける珍しいカセット。
ダンドゥット歌手チチ・ファラミダのコシーダ。このアルバムではコブシ回しを変えて歌っているようだ。 日本にもファンの多いヘティ・クース・エンダンのコシーダ。バックにストリングスやガンブースなどを入れたクオリティの高いイスラミック・サウンド。 スラバヤのベテラン・コシーダ・グループ、ナシーダ・リアのCD。ドイツのピラニヤ・レーベルから発売されていた。ヨーロッパ人も注目の宗教音楽。 コシーダ歌手のベテラン、テティ・サイドのカラオケ・VCD。バックで踊り子が乱舞する陽気なイスラム歌謡だ。