スラウェシ島とカリマンタンの間に点在する小さな島々、マルークは香料の諸島として知られている。州都のアンボンは香料貿易の中心として発展してきた。16世紀にはイギリスとオランダが進出し争っていたが、アンボイナ事件以降オランダが支配した。20世紀初頭インドネシアでハワイアンが大流行し、アンボン出身の優れた音楽家がジャカルタで活躍した。芸能界ではベテランの故ブルーリー・マランティカ、ヨッピー・ラウテルなどアンボン出身者が多く活躍している。近年イスラム教とキリスト教の宗教抗争が激化し、多くの犠牲者が出る痛ましい事件が相次いでいる。

Orkes Rame Dendang (LP)
60年代イラマ・レコードで録音されたアンボンの伝統音楽のLPレコード。バイオリンやウクレレなど、
クロンチョンを思わせる編成に美しい女性コーラス。いかにも南国風情あふれる演奏。

Orkes Rame Dendang
(Single)
イラマ・レコードのオルケス・ラメ・デンダンのシングル盤。イラマ・レコードはこういったラグ・ダエラのシングル盤も数多くリリースしていた。バイオリンの響きが美しく、現在の騒乱状態が嘘のようななごやかな演奏だ。

Ambon (CD)
グマナダ・プルトゥウィの地方ポップス・シリーズのアンボン編。アンボンの有名な民謡などをレゲエ風アレンジなどを加えポップな味付けで楽しませてくれる。

Kapista Group/
Jangan Main Mata
(CT)
20世紀始めインドネシアに根を下ろしたハワイアンはマルークで独自のハワイアン・ミュージックとして生きている。スティール・ギターをフューチャーした本格的なハワイアンだ。
Music of Maluku (CD)
スミソニアン・フォークウェイズのインドネシア・民族音楽シリーズのマルーク編。ハルハヘナ、ブルやケイ・ブサール島のスリン、太鼓、ジューズ・ハープなどの歌やインストゥルメンタルなど。
Moluccan Mood Orkestra (CD)
ドイツのピラーニアレーベルでリリースされていたマルーク出身のグループのCD。主にオランダで活躍中。マルークの民謡などを民族楽器を活かしたモダーンなアレンジで演奏している。