QCT4へのReturn
Return No.2;私のCT条件決定法
腹部(plain)の場合
(1)まず、腹部(主に肝臓・脾臓)のLevelを知る。
Widthを0まで下げ肝・脾の輪郭が白くはっきり出る(高吸収域部)ところを探る。
(2)次に腹部全体の上限を知る。
同様に、Widthを0にして骨(石灰化)部を除く臓器等が黒く見えなくなるまでLevelを上げる。
(3)下限を知る。
同じくWidthを0にしたまま、(2)とは逆に空気部を除く全てのものが白くなるまでLevelを下げる。
(1)で得られた肝・脾のLevelは40でした。
(2)で得られた上限のLevelは290でした。
(3)で得られた下限のLevelは-210でした。
すなわちLevelの中心は40とし、290-40=250もしくは、-210-40=-250
よってWidthは、250ということになりました。
もちろん、各々でこの値は違ってきますが通常の場合は固定して用いています。
この方法は、特にピックアップして見たい臓器を写し出すのにも便利ですよ。