“後で拡大”ということを生データからのズーミング再構成で行うということと、“良い画質”の定義を鮮鋭度に絞った解答をします。 結論から言うとはじめから小さい(FOVが小さい)有効視野で撮影する方が鮮鋭度は向上します。 大きい(FOVが大きい)有効視野で撮影を行いズーミング再構成を行っても、生データは大きい有効視野のままですから、 空間分解能の低いデータで再構成する事になりはじめから小さいFOVで撮影した方が空間分解能の高いデータでの再構成になります。 その結果、鮮鋭度の違いが生じます。 しかし、ズーミング再構成アルゴリズムによる何らかのデータ補間が行われているはずですから、 どの程度拡大すれば臨床上で影響がでるかはわかりません。残念ながらMTFなどの物理的データも持っていません。 (今度実験しようかな?) また、逆に有効視野外被写体によるアーチファクトの影響もありますので、その辺も考慮に入れて撮影プランを考えてはどうでしょうか?