QDR3へのReturn
CRの弱点のひとつはノイズに弱いことです。
計測撮影などではCRの特徴を活かして1/10レベル等、大きく減らすことが可能ですが、通常の撮影では線量を減らすとザラツキが目立つ写真となり、スクリーン/フィルム系と比較すると、それより悪くなる可能性があります。
以上のことから私はスクリーン/フィルム系と同等レベルから出発すべきと考えています。
どこまで減らせるのかという点では、いろいろな見解が出されています。そして、それは使用しているスクリーン/フィルム系のシステム感度がいくらなのかによっても当然変わってきます。私の見解は、lanexM(LH-U,BM-V)レベルが一般的に容易に到達できる低減レベルだと思っています。
それより減らすことは部位によって可能だと考えます。
それをどこまで減らしきるのかというのが技師の腕にかかっていると思います。
低感度で撮影している部位では大幅に低減が可能ですが、高感度で撮影している部位ではあまり期待できません。