側面像にて、大腿内顆と外顆の見分け方。 1.内顆の方が大きい。しかし実際上、大きさだけで区別するのは難しい。 現実的には、丸い方が内顆。平らぺったい方が外顆と見る方が判りやすい。 2.大腿骨の膝蓋骨関節面と脛骨関節面の前方にあるMarginal groveが外顆で は顆部の中央 1/3 部位に、一方、内顆では前方 1/3 にあり、このGrove は外顆の方が鮮明で深い。 3.大内転筋の停止部である内転筋結節が内顆のわずか上方にみられる。骨梁が ゴツゴツして目立っている。 4.腓骨頭が脛骨と重なっている場合はUnder rotationであり、飛び出している のが内顆である。脛腓関節が描出されている場合はOver rotation であり、 飛び出している方が外顆である。