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膵臓の抽出ポイント
体位:臥位または半座位(胃によって膵臓がさげられる。ガスをさけられる)
呼吸:患者によって異なる。尾部は呼気にて見やすい場合が多い。
解剖:血管の走行との関係を熟知する。(膵臓に限ったことではありませんが・・・)特にSMV・SVとの関係
1.横走査からのアプローチ
プローブを少し右に上げ、上から少し振る。
プローブは押しながら走査する。しかし、やせ型の患者の場合あまり強く押しすぎると膵臓が逃げてしまう。
膵臓はSVの上に存在することが多いので、SVを走査のポイントとする。その際、SMAとSMVとの走行(眼鏡状)を発見すると走査が早い。
一度に頭部・体部・尾部の抽出は困難。分別することが大切。
2.縦走査からのアプローチ
膵頭部の抽出に有効とされている。Ao・IVCに対して平行に走査する。
その際、AoからのCeliac・SMAからの分岐を把握する。
3.全体的にfatty liverであれば、膵臓も脂肪変成しhigh echoである場合が多い。
ope後(margen・腹膜炎etc.)の場合、多量の消化管ガス・腹壁の肥厚である状態が多い。よって事前のカルテチェック・走査しながらのアナムネが必要となる。