T.概要 院内感染(病院感染)とは 病院内で接種された微生物によって引き起こされる感染のことをいいます。 病院外で発症しても、病院内で接種された微生物であれば病院感染です。保菌と感染の定義 保菌とは、微生物が組織に定着,増殖はしますが、組織に侵襲,障害を与えないことです。 感染とは、宿主組織内に感染源が侵入し増殖が起こることです。 易感染性患者 病院内には多くの易感染性患者がいます。 易感染性患者は、自然治癒力が低いうえに、抗菌薬が効果を発揮しにくい状態にあります。 これらの人が感染症にかかると、重篤な状態になりやすいため、院内感染対策が必要となるのです。