霊武のプロジェクト


銀川市から車で南下すること約50分で霊武市に着く。人口の40パーセントが回族の人たちであるという。男性は白い帽子を被っている。
霊武市の郊外にでると農地や草地が見られるが、一方砂漠化地域も多い。
標高1100メートル。黄河に近く揚水潅漑が可能なため、潅水による植林が可能である。
砂漠化地域に約60ヘクタールのアグロフォレストリーのモデル地区が出現している。
植栽樹木は、上木はポプラ、列状の複層林型の防風林は下木に障子松、肥料木類が植栽されている。
この地区の防風林は、中国における一般的な2列植えの耕地防風林とは異なり林帯幅は広い。
防風林の間にリンゴ、アンズ、ナツメなどを植えているが、全体面積の半分くらいがポプラなどからなる樹林となっている。


砂丘の頂上を見ると右から左に向かって砂が飛んでいる様子が分かる。



黄河の河川水を潅漑利用した植林(1993年開始)の結果砂漠化地域に緑が甦ってきた。
樹林帯の幅を広くし、多樹種混交、複層林型を採用している。



障子松、後方はポプラ



リンゴの樹園、後方はポプラの防風林



アンズの実が熟している



甘草、これは苗畑、甘草を食べて育つ寧夏の羊肉は大変美味
であるというのが寧夏の人々の言葉である


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