環の国くらし会議(京都)における森林塾代表(小澤普照)の発言要旨


【小澤メンバー】
 ○ 私は人間と自然が共生するにはどうすればよいのかを目的に森林塾という活動を行っている。またNPO活動として国内のみならず中国の内蒙古地域における植林に も取り組んでいる。
 ○ 島根県において、「遊木民倶楽部」という活動が始められており、具体的な取組の一つとして伝統的な炭窯を作った。これを「遊木民倶楽部」のシンボルにして、他地域の方に来てもらうという取組を行っており、私もそれに参加している。日本では最近このような自然のエネルギーが使われなくなっており、炭焼きを通じて自然エネルギー利用の環を広げていこうと思っている。
 ○ 各地に「森林エコ特区」を作って、森と環境に貢献する活動を進めていってはどうか。森林管理が行き届かない森については、所有と経営を切り離して、共同経営という形にして、所有者以外の主体によって荒れた森を回復する取組が推進されるようにするといった新しい発想も必要である。その際、CO2吸収の観点からどのような森が良いのかについて議論することも大事である。
 ○ 地域の環境活動に滞在者も含め、もっと住民が参加できるようにすることが重要であり、そのためにエコ住民システムといったものを作っていってはどうか。このような取組によって日本全体が環境立国への道を歩むチャンスを作ることにもなる。
 ○ 「京の町屋」に非常に興味がある。脱温暖化のためにはこのようなライフスタイルが極めて有効であり、滞在者の受け入れができるようになれば良いと思っている。

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