DUCATI SS900
機種コード
全長/全幅/全高 2030mm/730mm/1125mm
乾燥重量 183kg
エンジン形式 L型2気筒 2バルブ デスモドローミック 空油冷
気筒数/総排気量 L型2気筒/904cc
内径X行程 92mmX68mm
最高出力 78hp/7000rpm
最大トルク 8.4kg-m/6400rpm
燃料タンク容量 17.5L
オイルタンク容量 3.5L
変速機形式 リターン式6段
タイヤサイズ・前/後 120/70−ZR17 / 170/60−ZR17
空気圧・前/後 2.24 / 2.55kg/cm2
年式 1996年
購入の経緯
自分も立派なおじさんの年齢となりこの先いつまでバイクに乗り続けられるのか?特に大型免許を取れる体力もそれほど先までは無いのでは?と懸念を感じ、3年前(2005年)に大型免許を取得した。自分の経験では250ccまでしかなく、しかも10年間以上のブランクがあったため大型取得はやや苦戦した。その後、ジェベル200(スズキ)、SDR(200cc、ヤマハ)を満足して楽しんでいた。しかし免許があればやはり大型車に乗ってみたいと思うもの。前述したようにこの先の体力の不安もあり、早いうちに大型車を経験したいと考えた。そしてどうせ買うならFun to Ride度の高いイタリア車Ducatiを買おう!と新車購入を目論んだがやはり高価ですぐに決断できない。いくつかショップ巡りをするうちに信用できそうなお店を発見し、1996年式のSS900を横浜のTIOで2006年12月に購入した。(納車は2007年2月24日になった。)
長所
@真紅の赤(ドウカティレッドと言う)。10年以上前の個体であるが今でも艶やかな光沢を放ち、塗装の質もヌルリと厚い。何度見ても魅入ってしまう。
A排気音は歯切れよく盛大。乾式クラッチのシャラシャラシャラというノイズも盛大だがこれでメーカー純正であり、機能の裏付けがあるので堂々と乗れる。
Bハンドルから力を抜いて正しく腰で操ればシャープに旋回する。900ccの排気量を忘れる軽快さ。正しいライディングがいやでも身につく。
CドコドコドコというL型2気筒の鼓動感によって(このマシンとしては)ゆっくり走っても楽しい。
D当時の旗艦(フラッグシップ)だったため、前後ブレンボブレーキをはじめ、豪華装備で所有感が満たされる。
Eやはり、カッコいい。
短所
@900ccとしては相対的に軽い車重であるが、自分には絶対的質量として重い。
Aハンドル切れ角が小さいので、渋滞の車の中を縫って走るのは苦手である。
B2500rpm以下ではぎくしゃくしてエンジンが壊れそう。また、スパッとつながる乾式クラッチの性質もあってゆっくり走るのはひどく辛い。教習所では大型車の過剰なトルクを逃すために低速走行ではハーフクラッチを使うように指導されたが、このマシンでは全く無理である。最低でも60km/hの速度を出すことが必須である。一般道での順法走行では2速で走るのが限界である。(3速以上は使えない。)
C空冷エンジンは、ちょっとした渋滞でも油温がどんどん上がる。前述ABの特性もあって渋滞を走るのは本当に大変。端からそういう道路状況は考慮されていないと思われるため、仕方ないところである。
D疲れてハンドルで体を支えると頑固に曲がれなくなる。本当にガードレールに突っ込みそうで怖い。そういう時は休むか、ゆっくり走るしかない。
E振動のためにすぐにミラーが下を向いて、役に立たなくなること。
思うこと
購入して1年以上経過したが、まだ2000kmしか走っていないため、乗り方のコツを習得したとは言えない状態である。正直なところ、パワーも自分にとっては過剰であり、600cc位の排気量が自分にとって適正であると改めて感じる。このマシンの楽しさを味わうにはライダーにも体力、気力、努力が必要になり、楽はできないが奥が深い。せっかく購入したのでもう少し付き合って何とか自分のものとしたいところである。
真横からのショット シャープというより、愛嬌のある穏やかな顔つきが気に入っている。
やはり、斜め後ろからの図は躍動感がある。 当時のフラッグシップだっため、前後ブレンボブレーキなど豪華な装備が嬉しい。
乾式クラッチのため、シャラシャラと盛大なノイズを発生する。 原付並みのSDR200と比べると車幅があるが、900ccの排気量としてはスリムで軽量。