信号編 1.信号の種類(地上信号機)
鉄道の信号にはどんなものがあるの?
信号には常置信号機・臨時信号機・特殊信号機があります
・常置信号機
常置信号機には色の組合せで示す色灯式と2個以上の灯の配列で示す灯列式があります 腕木の角度で示す腕木式は廃止されています
@色灯式
上部の写真は左から5位式・4位式・3位式・2位式です
・色の表示の組合せ
緑・進行 赤・停止 橙・注意 緑+橙・減速 橙+橙・警戒
・色灯式の表示
5位式:上から橙・橙・赤・橙・緑
列車の本数が多い線区に設置されて場内信号等に使用されています
4位式:上から橙・赤・橙・緑(中には上から橙・赤・緑・橙の表示もあるようです)
列車の本数が多い線区に設置され出発・場内信号等に使用されています
3位式:上から緑・橙・赤
標準の信号機で出発・場内・閉塞信号等に使用されています
2位式:上から緑・赤
列車の本数が少ない私鉄などで使用されています
A灯列式
色灯式は3色の色で現示しますが灯列式は白色灯を使用し個数・角度で表示します 入換信号機・誘導信号機・中継信号機・進路表示機などがあります
入換信号機 ポイントの切換え方向を表示します
中継信号機 前方の信号が見えにくい箇所に設置
縦に点灯の時は前方信号は進行現示 ななめに点灯している時は注意 横に点灯している時は停止を意味する
進路表示機 色灯式信号と連係しホーム入線進路側が点灯します
信号警標
駅構内の信号機を補佐する役目をしている 運転士はこの標識を確認したら前方の信号機を確認し呼称する
縦長四角形で黄色地に黒縞が斜めに2本が基本デザイン(京成電鉄京成津田沼駅構内1番線)
停車場(ポイントのある駅)や信号場の場内信号機・出発信号機 これらを補佐する信号機(中継信号機など)に使われる
信号喚呼位置標は丸や三角形が基本デザインで上記以外の閉塞信号機に使われる
・臨時信号機
臨時信号機は工事などで列車の徐行などが必要な箇所に臨時に設置します 徐行信号機・徐行予告信号機・徐行解除信号機の3種があります
・特殊信号機
特殊信号機には発電信号・発災信号・発報信号・発光信号などがあります
・特殊信号発光機
異常時には5つの赤色灯が順次循環点灯する