線路編 8.スイッチバック 2007.3作成 2008.5改 2012.10改
スイッチバックの種類(区分方法はウィキペディア(Wikipedia)を参考に標記し類型1と類型2に区分し掲載しています)
スイッチバックとは
山越えの多い日本の鉄路を象徴する折り返し型停車場
類型1・・・勾配を緩和するために、本線上で列車の進行方向を逆転させるもの
出雲坂根駅(木次線) 3段スイッチバック
立野駅(豊肥本線)
大畑駅(肥薩線) 御幸駅(肥薩線)
大平台駅と上大平台信号場(箱根登山鉄道)
箱根登山鉄道には塔ノ沢−大平台間にスイッチバック式出山信号場がある
類型2・・・本線から平坦な場所へ引込み線を分岐させた結果、列車の進行方向の逆転が発生するもの
坪尻駅(JR四国:土讃線)
新改駅(JR四国:土讃線)
中在家信号場(JR西日本:関西本線)使用休止
DC3両編成とD51牽引の客車列車の交換:1972年1月撮影
北宇智駅(JR西日本:和歌山線)2007年3月に駅構内改良工事が実施されスイッチバック解消
滝山信号場(JR西日本:山陰本線) 使用休止
羽尾信号場(JR東日本:篠ノ井線)
2008.3.15で廃止になった
姨捨駅(JR東日本:篠ノ井線)
真中が本線 左が引上げ線で右へ入る線2本が駅舎へ続く070114
松本方面からの普通電車は本線からすぐに分岐し2番線に入る バックして1番線の分岐を渡り写真のポイントに出て
引上線に入る バックして本線に入り長野方面に向かう(写真は長野方面に向かう電車が本線に入ったところ)
桑ノ原信号場(JR東日本:篠ノ井線)
'0701 '7805
長野方面への電車は写真中心右側から真下の引上げ線に入りバックしてクロスを渡り反対側引上線に入り待機する
列車交換後は直接本線に出る
二本木駅(JR東日本新潟支社・JR貨物:信越本線) 写真は2012.10月撮影
長野方にスイッチバック施設がある
長野方面から下り電車が到着する(直進) ホームで客扱い後 推進運転でバックする
木製のスノーシェードがある引込み線へ 本線に入り新井駅に向かう
長野方から二本木駅を望む 手前屋根がスノーシェッド
・直江津方面への列車はダイレクトにホームに入りバックしてスノーシェッド付き側線に引き上げ本線に戻る
・長野方面への列車はスノーシェッド付き側線に入りバックしてホームに入る 発車時は直進して本線に戻る
二本木駅は駅業務をJR貨物が受託する業務委託駅で日本曹達への専用線もある(2007年3月廃止)
現在信越本線の唯一のスイッチバック駅
常紋信号場(JR北海道:石北本線) 使用休止
鐘釣駅(黒部峡谷鉄道本線)
すでに廃止されたスイッチバックの停車場(すべて類型2)
・磐越西線:中山宿駅1997年本線上へのホーム移設
・信越本線:松井田駅 日本で最古のスイッチバック駅 1962年駅移設
1000分の25の勾配を登るD51やD50が記憶に残る場所
御代田駅 1968年駅移設 関山駅 1985年本線上へのホーム移設
・中央本線:初狩駅 1968年複線化に伴いホームが本線上に移設 貨物用にスイッチバックは残されている
笹子駅・勝沼駅(勝沼ぶどう郷駅)・穴山駅・長坂駅 複線化に伴いホームが本線上に移設
東塩尻信号場 1983年廃止 信号所だが旅客も扱った
・御殿場線:谷峨駅・富士岡駅・岩波駅 本線上にホームが移設された
・北陸本線:新保駅・大桐駅 1962年北陸トンネル経由の新線移行により廃駅
刀根駅 1964年路線廃止に伴い廃駅
・長崎本線:本川内駅 2002年本線上へのホーム移設
上記はJR(国鉄)線の主なスイッチバック駅です
参考文献:ウィキペディア・鉄道ピクトリアル・インターネットいろいろ