総合・歴史編 4.つくばエクスプレスの電化方式と車両                              1211

つくばエクスプレスの電化方式は直流1500Vではないのですか また 車両は直流用と交直流用の2種類ありますがなぜですか

・つくばエクスプレス

つくばエクスプレスは秋葉原−つくば間58.3キロを秋葉原−守谷間は直流用TX1000系で運用し秋葉原−つくば間

直通には交直流用TX2000系が限定運用します 1日195往復で秋葉原−つくば間を最短45分で結びます

秋葉原−守谷間は直流1500V・守谷−つくば間は交流50HZ20000Vです デットセクションは守谷駅つくば寄り車

両基地への回送線が分岐する付近とみどりの−万博記念公園間に「交交セクション」が設けられています 

駅ホーム8両編成化延伸工事 08年2000系6両編成4本 12年2000系6両編成3本が増備された

・交直切替設備

デットセクション識別線 防音壁の赤線実線表示がデットセクション区間 点線がセクションの編成抜けを表す

  

エアセクション識別線 防音壁の黄線実線表示がエアセクション区間(直流き電区分) 点線がセクションの編成抜けを表す

  

・気象庁地磁気研究所

茨城県八郷町柿岡に気象庁地磁気研究所があります 研究所周辺(周辺といっても広域を意味します)に直流の

電車を走らせると架線やレールに磁力が発生し地磁気観測に支障がでるそうです 常磐線・水戸線の交流電化 

また 関東鉄道常総線や龍ヶ崎線などが電化できない理由も同じ理由からです

・全線が交流にならなかった理由

東京に入るとトンネル地下区間になるため交流電化にすると直流電化よりトンネル断面を広く取らなければいけ

ないため(絶縁空間が必要)交直流車導入以上に建設費用がかかる 

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