車両編 12.山手線10号車の謎 13.05・2101
JR東日本 山手線10号車の車両ドア配置が他の車両と違うのは?
山手線は2010年からホームドアを使用するため6扉車(7号車・10号車)を4扉車に全編成置換えました
形式はE231系600番台(7号車)・E231系4600番台(10号車)です 11両編成すべて4扉車になりました
山手線の全駅にホームドアを設置するには田端−品川間(駅では西日暮里−田町間)を京浜東北線と
併走しているため車種の関係で停車位置(ドア位置)に問題が発生します この区間は通常は独立した
運転形態ですが輸送障害時やリフレッシュ工事で山手線か京浜東北線の線路を閉鎖して一方の線路で
2路線の運転を行います 現在京浜東北線は10両編成・山手線は11両編成で運行されています
車両は車種が違うため京浜東北線(E233系1000番台)の前後(1号車・10号車)の先頭車の運転台側
客室ドア位置と山手線1号車運転台側客室ドア位置と10号車(11号車寄り)のドア位置があいません
解決策として変則ドア位置のE231系4600番台(10号車)を作成し組込 西日暮里−田町間のホームドア柵
の開口部を特殊な可動式ホーム柵を設けることで解消します
開口部は通常2,000mm・1号車2,880mm・10号車2,710mmです
写真は山手線内回り(神田方面行き):東京駅1305
↑東京駅山手線ホームの10号車と11号車の停車位置 10と11(オレンジ色)停車表示されている
↑10号車の窓配置(左)と他の中間車4号車窓配置(右)の違い 車端からのドアまでの距離が10号車が長い
2020年1月20日 E231系500番台の営業運転終了 E235系に置換完了