(その2)
<9月12日、大会2日目>
朝起きると昨日と打って変わったような青空・・・毛無し山には雲が沸いているものの、今日は
昨日に比べて良さそうだ。宿から富士山の陰が大きく空に投影されている・・・こんなの見るのは
初めてだ・・・なんだか今日は良い事ありそう・・・今日も一番でモノラックに乗り込む。

富士宮の市街地上空は快晴。メインLD隣の牧場から登っている煙も真っ直ぐだ。良いねぇ〜
こうでなくっちゃね!大会は。さっそく下のTOにザックを置き、トイレに行って準備を始める事に・・・
少し湿度は高いが、TOにも南風が徐々に入り始める。もう少し経てば毛無山の雲低も上がり
ゲンコツ岩も顔を出すだろう。下のTOは昨日は寂しかったが、今日は人気があるみたい・・こちら
の方が、早く出れるとみたか?鴇田君、島村君、北島君と10人ほどザックを並べにやって来る。


9時を過ぎる頃からTOには南風がしっかり入り始めるが、毛無山の雲低は上がらない。選手
も続々集まってきて準備に忙しそうだ。神ノ倉の山本さんのメンバーの方、そして地元の若手が
ダミーで出る。まだコンディションは渋そうだったが、それでも200mTOのあたりでサーマルを拾い
TOへ戻ってくる・・・そして調子良くTO前で上げ直して毛無山の方へ飛んでいった。地元朝霧
フライヤーの岡本菊ちゃんが、ダミーに無線であれこれ勝手に指示を飛ばす!飛ばす!!。


ダミーは気持ち良さそうに飛んでいる。もう十分に競技が出来るコンディションだが、選手はまだ
揃っていない・・・モノラックの調子が今一良くなく搬送に手間取っているみたいだ・・・もう10時を
回っている・・・早く飛ばさせてくれ〜!!ゲートに入った競走馬の心境かも? タスクコミッティー
の方々が集まり、タスクを検討し始める。加賀山さん、豪君が、ダミーで飛び立っていった・・・
あとは文字さんが来るのを待つだけ。文ちゃん、遅いよ〜!早よう来んかい〜!!まったく・・・
選手が待ちくたびれている・・・そして、やっと文ちゃん到着。急いでタスクが発表された!!
TO ⇒ D ⇒ F(南LDテント)⇒ TO ⇒ D ⇒ F ⇒ TO ⇒ @ ⇒ F ⇒
TO ⇒ @ ⇒ C
の、12、9Km。絶対今日は成立させるぞ〜という感じのショートタスクである。行くでぇ〜!
10:45ゲートオープン。久しぶりにF−1に戻ってきた、島村君と一番にテイクオフ!!する。
真ん中のTOからは、呉本(オー様)親分、一番男の田口ちゃんが、真っ先に出ていた。
TO前の毛無山側のリッジ帯へ飛び込むが、上手く上げれない・・・今日は得意の右旋回なの
に、悔しい〜!続々と選手が出てくるのでリッジ帯はすぐ一杯になり、ますます上げにくくなる。
山肌近くでタイトに回すのは苦手じゃないはずなのだが、リフトを外しまくる・・・どうも調子が悪い。
どうしようもないので、高度をロスする前に200mTOの尾根線上へ向かう・・・ここは、まだそ
んなに混んでいないようだ・・・オー様、田口ちゃんは毛無山の山腹へ走って行った。また、置い
てかれたよ・・・早く上げなきゃ・・・ちょっと焦る。200m尾根上でサーマルを捕まえたが、まだ渋く
何とかTOレベル。仕方が無いので再度最初のリッジ帯へ飛び込み、他の選手を蹴散らしながら
グリグリ回す・・・TOから山へ伸びている尾根線上へ復活!ここで良いリフトに当たり+200m
まで高度を稼ぐ・・・ここだよ!ここ!!やっと、思い出しましたでぇ〜 良い感じです・・・
田口ちゃん達数機が、スタートを切っていたので、雲低まで行きたいところだったがDパイロンへ
ダイレクトに突き進む。少し大回りになってしまったが、Dをクリヤーし先行する花村、中目みどり
嬢を追いかけFを回りTOのシリンダーをなんとかかすめ、またTO前のリッジ帯へ突入する・・・
すると、下のTO前になにやら赤い機体が刺さっている・・・誰??・・あぁ〜これは、北ジーか?
確か後ろに並んでいたよね・・・昨日、闘魂注入しすぎたかな?・・・スタ沈しちゃったのね・・・
自慢のスイス製アームフェアリングが、いばらでズタぼろにならなければ良いのだが・・合掌・・・
最初苦労したがだんだんコツが分かってきて、このリッジ帯から楽に抜け出せるようになってきた。
ここで中目みどりんをぶち抜き、+250mで雲低近くへ・・・そして、毛無山山腹へ向かう。
毛無山回りの方が高度を保てるか?と思い向かうが、意外とシンクも大きく山腹に張り付いて
いる選手も上げあぐねていたので途中から行くのを止め、2週目スタート。Dパイロンのセクターを
勘違いして方向修正を余儀なくされる・・・あかんなぁ〜この辺がまだまだなんだよなぁ〜と反省。
しかしラッキーな事にFへ向かう途中、てーちゃんが良い感じでセンタリングをしているのを発見。
ひょっとして、やっとサーマルが南LDから出始めたか?・・・このタイミングで回りきればいけるかも?
案の定、Fパイロン上には2m/s位の良いサーマルが出ていた。これに乗り、200mTOから
TOの尾根線上へ楽に移動、そして雲低へ・・・+250mで3週目へ突入・・・そのまま真っ直ぐ
@の農大を目指しFへ突っ込む。良い事は続くもので、さっき使ったサーマルはまだ生きていてた
みたいで再度このサーマルでTOへ戻り雲低近くまで上げきることが出来た・・・ついてるぜ〜!!
ここでやっと呉本さんに追いつく。さぁ、ファイナルグライドだぁ〜行くぞ〜+200mで@へ走る。
呉本さんが追いかけてくるかと思ったが、どうも加賀山さんと遊んでいるみたいで来ない・・・まぁ、
あんなおっさんどうでもええわ・・・さっさとゴールしてしまおうっと!アクセル全開でゴールを目指し
LD手前でやっとマリード花村に追いついた。ゴール!やりました。久しぶりです・・・嬉しい!!

LDには3名程、すでにゴールをした選手がいた。ファーストゴールは、いつもの田口君でした。
次々とゴールへ選手がなだれ込んで来る。結構秒単位の争いになるかも・・・20名ほどの選手
がLDしたあたりで、コンディションが渋くなり後続の選手は苦しそうで南のLDに消えていく選手
も出てきて、リフライトに上がる人も増えそうになってきた。とりあえず、文ちゃんにGPS提出!
なんと、37分で今のところ僕がトップだそうだ・・・えっ?ひょっとして初表彰台??ウッソ〜!
やっとビールが飲める。受付ではソーメン、餃子、シュウマイが、これでもかと選手に配られてい
て幸せ気分・・・しかし、コンディションは急に好転。楽々グライドしていく選手達・・・こりゃぁ〜
まくられちゃうかもな・・・と舌打ちする。結果、百戦錬磨の神ノ倉のJリーガーΩ6山本さんが激
タレの時に見事に生き残り、好転したコンディションで走りまくり30分のタイムでダントツ優勝と
なりました。でも僕は、この結果に大満足。だって2位で、初表彰台に登れたのだから!!












念願かなって、やっと表彰台に立つ事が出来ました!これがあるから、F−1は
止められません・・・後半戦、まだまだステージは続きます。次回も頑張ります。
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