「浪人生の皆さんへ」夏の章
・・・夏休みの勉強方法と心構え・・・
2006年7月22日
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時間があればこちらもよろしく。
まず心構え
いよいよ夏休みが始まりました。
と言っても各予備校、一週間か十日ほど前に夏休みに入っているでしょうが。
さて皆さんが最初に確認しておかなければならないこと。
それは単純明快、浪人の夏休みはこれが最後だということです。
浪人の夏休みほど楽しくないものはないでしょう(?)
外はクソ暑くて、勉強は遅々として進まず、
自分の未来は開いているような閉じているような
明るい光が射しているような、昼とも夜とも区別のつかぬ黄昏のような
はたまた漆黒の闇のような、よくわからぬ状態のまま、
精神的に懸垂状態で夏を送ることは辛いことです。
浪人という身分はよく考えると社会的には身分でさえありません(笑)
そんな立場も後半年でサヨウナラ、来年は輝く(?)大学生になれます。
予備校の学生証と大学の学生証では社会的価値が違います(?)
てなことを長々と書いても仕方がありませんから
以下、私が重要だと思うことを箇条書きしておきます。
1 朝早く起きること
まあ、何と言ってもこれが一番大切です。
最低、遅くとも午前7時か8時に起きましょう。
朝早く起きて頭をすっきりさせておく、これが重要です。
人間、怠け癖がつくと起きることさえ億劫になります。
朝7時に起きていたのが、まだまだ時間があると妄想して
8時、9時、10時とベッドに潜り込んだままでいると
人間勉強への意欲はどんどん後退していきます。
そしてこれはもしかして去年現役の頃に自分が歩んだ
失敗の道ではないかと気づいた頃にはいつか来た道
8月には「寝た切り浪人」になっているかもしれません。
2 計画はゆとりを持って
細かい計画を立てるのが好きな浪人がいます。
「計画マニア」もっと言えば、「計画おたく」「計画フェチ」。
手段と目的の混同、実行より計画、こういう人が一番困ります。
毎日8時間勉強するぞなんて計画を立てながら
3時間しか出来なかった場合、翌日は
8+5で13時間勉強しなくてはならなくなります。
そして翌日は8+5+5=18時間。
そろそろ寝る時間がなくなってきます(笑)。
計画は4日で挫折(!)
こういう浪人生はどこか、サラ金でお金を借りて
雪だるま式に返済金額が増えて利子だけの返済にさえ
日々追われている人に似ています。
もっとゆったり構えましょう。
別に夏休み明けに入試があるわけではありません。
おおまかかつ実行可能な計画を立てゆっくりと
水圧を上げていくような方法がベストです。
勉強時間だけで語るのはおかしいところがありますが
わかりやすく言うと7月は毎日4時間しか勉強しなかったのに
夏休みの終わりにはいつのまにか8時間も勉強してしまっていた
なんてのが最高です。
エッ、そんな浪人いるのかよって・・・・
そりゃまあいないでしょうが(笑)理想を言っているわけです。
計画倒れそのものより、計画倒れがもたらす
精神的敗北感、精神的荒廃(?)パチンコ屋直行(?)
ということの方がよほど問題です。
3 苦手科目から勉強しよう
ファミレスに入ってハンバーグライスを注文すると
にんじんがついてきたります。
にんじんが嫌いな人はどうするのか。
最後に食べようとおいておきます。
そしてハンバーグもライスも食べ終わった後に
にんじんを食べるのか(?)
100人いたら99人が食べません。
苦手科目というのもまったく同じ代物です。
土台、勉強しないから苦手科目となり、苦手科目だから勉強しない
これを世間では「悪循環」と呼びます。
まず眼を瞑って最初ににんじんを食べてしまう。
全く同じように短い時間でいいですからできる限り集中して
苦手科目を勉強しましょう。
そうすれば後は勉強することがそれほど苦痛になりません。
得意科目がはっきりある人はなおさらこのことに注意しなくてはなりません。
人間、得意だとか好きなものだといつまでもやることができます。
もし数学が好きな人がいると勉強の最初は必ず数学から始め
いつまでもやっています。
精神的に楽、問題がスラスラ解ける、そりゃ誰が考えても楽しいものです。
こういう人の勉強はマニアックになり苦手科目は明日、明日と
先延ばしになっていき、日本政府の累積赤字のようになっていって
どう対処しようもない事態になる恐れが多分にあります。
苦手科目→得意科目の順で勉強していくことが大切です。
3 勉強と生活にリズムを
発作的に勉強を始め発作的にやめる
これが一番困ります。
毎日、キチンと勉強と遊びのリズムを作って
生活習慣が崩れないようにしましょう。
このリズムが崩れると勉強意欲も下手をすると生きる意欲も
失ってしまいます。
特に自由時間が毎日にようにあるわけですから
これを自分で制御することが絶対に必要です。
生活のリズムが崩れると 風邪を引く 自立神経失調症
無気力 引きこもり などの症状が起こってしまいます。
毎日、適度の緊張と適度の生き抜きのリズムを作っていくことが大切です。
また散歩をするとか軽いジョギングや運動を忘れないでおきましょう。
4 浪人の敵は大学生と浪人だ
人間不思議なものです。
皆さんの同級生で現役で大学生に合格した人々の中にも
二種類のグループがいます。
大学(生活)に満足している者と大学(生活)に不満を持って者と。
満足している者はそのことを誰かに語りたくなります。
不満足の者もそのことを誰かに語りたくなります。
自慢話であれ愚痴であれそれを聞いてもらうのに
格好のターゲットになるのは何と言っても浪人です。
図式的に言うと大学(生活)に満足していようといまいと
優越感に浸れるのが大学生、大学生が何を言っても劣等感を
脊髄反射的に持つのが浪人生であります。
大学生と浪人というこのお互い超えることのできない階級の差(笑)
私は何が言いたいのか。
大学生との付き合いはほどほどにということです。
相手はきっと暇ですからあなたの勉強時間までとられることはありません。
もう一つの敵は、それは浪人の敵は浪人だということです。
何も一人の浪人が合格したら一人の浪人が落ちるという意味で言っているのではありません。
夏休み中、勉強が進まず不安になると必ず他人の勉強が
どの程度進行しているのか不安になってくる人がいます。
その上、今は携帯という実に便利なツールがあります。
こういう浪人は暇になると友だちの浪人に携帯をかけてきます。
こういう人のセリフやメールの文言は決まっています。
「何やっているの」
「勉強進んでいるの」
「俺、全然勉強進んでいないよ」
同病相憐れむ状態がもっとも危険です。
こういう友だちが5人もいると携帯の鳴らない日はない
なんてことが起こります。
人間付き合いも大切です。
友だちとの息抜きも重要です。
お互い苦しい浪人時代の友だちが最高の友だちになるかもしれません。
しかし、あえて書いておきますが、やはり付き合いはほどほどにということです。
5 クソ暑い夏に勉強することで何かを得る
クソ暑い夏に浪人として必死で勉強することによって
自分は何かを得たんだと後から思えることが大切です。
そのことは単なる受験勉強だけではなくこれからの
あなたの人生においてもきっと役に立つでしょう。