制作5話 脚本:金城哲夫 監督:円谷 一 特殊技術:高野宏一
「地球は狙われている!今…、宇宙にただよう幾千の星から、恐るべき侵略の魔の手が…」(浦野光)
浦野光氏の語るナレーションの背景には、眠らない都会の夜景が映しだされます。どこまでも続く光の街路、鳴り止まないクラクション…。
きらめくネオンの光からピントがにじむと、夜道を検問中の画面に切り替わります。そして、検問に停められた運転手が警察官の目の前で、突然発光するとともに、跡形もなく消失するのです。
突然連れ込まれたミステリーゾーン…、といった趣のオープニングです。
STORY
回転するレーダー塔。
地球防衛軍極東基地。
「ここは、宇宙のあらゆる侵略から地球を守るために組織された、地球防衛軍の秘密基地である。地下数十メートルに建設されたこの要塞には、科学の粋を集めた最高の設備があり、最新鋭の武器が装備されていた。そして、ウルトラ警備隊をはじめ300名の防衛隊員が昼夜を徹して、鋭い監視の目を光らせていた」(浦野光)
キリヤマ隊長、年齢38歳。
隊歴16年、東京都出身。
ソガ隊員、年齢25歳。
隊歴3年、九州出身。
フルハシ隊員、年齢29歳。
隊歴7年、北海道出身。地球防衛軍きっての怪力の持ち主。
アマギ隊員、年齢24歳。
隊歴2年、名古屋出身。名プランナー。
アンヌ隊員、年齢…いや、こりゃ失礼…。
隊歴2年、東京都出身。ウルトラ警備隊の紅一点。
地球防衛軍極東基地最高司令官であるヤマオカ長官から、相次ぐ人間消失事件の説明を受けるキリヤマ隊長。
「そこで、我が地球防衛軍のエースともいうべきウルトラ警備隊に、この事件を担当してもらうこととなった」(ヤマオカ長官)
「はい!わかりました」(キリヤマ)
ウルトラ警備隊に非常召集命令が発令された。
作戦室に集まる隊員たち。
「よく聞け!敵はついに、我々地球防衛軍に対して挑戦状を叩き付けてきた!」(キリヤマ)
「…挑戦状?」(フルハシ)
「たった今、パトロール中の防衛隊員2名が、自動車ごと消されたという報告が入った。敵はすでに我々の動きを知って襲ったものと考えられる。みんな今後の行動には十分注意するように」(キリヤマ)
調査を開始したウルトラ警備隊。
フルハシとソガを乗せたポインターが出動した。
パトロール中のポインターの行く手を阻むように、道の真ん中に青年が立っている。
黄色いジャンパーに緑のTシャツ、ジーンズ姿、である。
やむなく停まるポインター。
「こらぁ、どいた、どいた!ピッチハイクの相手をしているヒマなんかないんだ!」(フルハシ)
怒鳴るフルハシ。
動かない青年。
「早くどかんか、こいつ!」(フルハシ)
「道を開けろ!」(ソガ)
「仕方がない。ソガ、いっちょ、おみまいしてやれ」(フルハシ)
フルハシとソガは、煙幕をたく。
「モロボシダンのイメージを植えつけたあの黄色いジャンパーとジーンズという服装のデビューでもあった。当時人気だったジェームス・ディーンのイメージもあった(?)かもしれない…」(森次晃嗣、※1)
煙幕が晴れると、青年の姿はなかった。
「…フッハッハ、さあ行こうか」(フルハシ)
しかし、タイヤが空転して前に進まない。
「ハッハッハハ…」(青年)
ポインターの屋根の上で、青年が笑っていた。
「おい君、我々の邪魔をすると承知せんぞ!」(ソガ)
「こいつぅ!」(フルハシ)
「邪魔するなんてとんでもない」(青年)
屋根から降りる青年。
「その逆ですよ、ソガ隊員!」(青年)
「どうして僕の名前を…」(ソガ)
「あなたがフルハシ隊員で、防衛軍きっての怪力の持ち主だっ
てことも知ってますよ」(青年)
訝しげなフルハシとソガ。
「我々に何か用でもあるのか」(フルハシ)
「あなたたちの命を助けてあげようと思って、さっきからここで待っていたんです」(青年)
「命を助けるぅ…?」(フルハシ)
「君が、か…?」(ソガ)
「…ハッハッハッハ」(フルハシ、ソガ)
「笑い事ではありません。命が惜しかったら、これから先へは行ってはいけません」(青年)
「命が惜しくてウルトラ警備隊の任務が勤まるか。ソガ行こう!」(フルハシ)
「おやめなさい。ワナに落ちるようなもんだ」(青年)
そこに巡回中のパトカーが来る。
「ここから先に行くのは危険ですよ」(青年)
青年の制止を無視して進むパトカー。
「危ない!行っちゃいかん!」(青年)
空からの怪光線がパトカーを襲う。消失するパトカー、驚くフルハシとソガ。
「今、ウルトラ警備隊が相手にしているのは、恐るべき宇宙人です。やつらは地球を侵略するのに数年前から実験用の人間の標本を集めていたのです。だが、今や、奴らは次の行動に移ろうとしている。何故だと思いますか…地球防衛軍、いやあなたたちウルトラ警備隊が行動を始めたからです。…どんな恐ろしい手段を使うかもしれない…気をつけてください」(青年)
「君はいったい何者だ?」(フルハシ)
「ごらんの通りの風来坊です」(青年)
「名前は?」(ソガ)
「名前?そう、モロボシ・ダンとでもしておきましょう」(青年)
←とでもしておきましょう、とは…?
正義のヒーローの初登場にしては、シュールなセリフです。
このあと見えない敵からの攻撃を受けて、ポインターはバリアで防御します。フルハシの指示で、ダンが押したスイッチは、インパネのスピードメーター横にあるボタンでした。しかし、よく見るとこのボタンはなんと、ギアチェンジボタンだったのです。ポインターの種車、「クライスラーインペリアル
57年モデル」は、オートマティック・ミッションでしたが、変速方法がレバー式ではなく、ボタン式だったのです。スピードメーターの左側に、タテに、上から、P、N、D、…とならんでいます。ダンが押したのは、一番下のボタンのようです。画面でははっきりしませんが
1速固定だと思われます。このポインターは、10年落ちの中古車を5万円で購入し、美術の成田亨氏が一週間つきっきりで改造を施しました。前衛彫刻作家でもある成田氏の手腕によって、クルマとしてのメカ部分はさておき、外観上ほとんど原形をとどめていません。ウルトラ警備隊パトロールカーとしての本分はもとより、監督、スタッフ、キリヤマ隊長たちの送迎やロケ地への移動などに大いに活躍しました。
「恥ずかしかったと言えば、あのクルマ、…撮影のときとか、スタッフがあれで家まで迎えに来るんですよ。横の翼だけ外したでっかいやつが。あれも恥ずかしかったな。交差点で止まるとずっと下向いてましたね」(中山昭二:談、※4)
もっとも、肝心のシーン本番では、ボタン式オートマティック・ミッションが故障して前進ができなくなり、やむなくバック走行した画面を逆回転させて使用したとか、箱根ターンパイクの急坂を登れずに、坂の途中からみんなで押したという、逸話も残っています。
作戦室のモニターに異形の姿が映し出される。
「地球防衛軍の諸君に告ぐ。即座に武装解除して、我々クール星人に全面降伏せよ」(クール星人)
いきなり無茶な要求を突き出すクール星人。
「全面降伏…?地球防衛軍は、この極東基地だけではないぞ!地球の各地に、我々の仲間がいる。人類はそうたやすく、地球を見捨てたりしない!」(ヤナガワ参謀)
「人類なんて、我々から見れば、昆虫のようなものだ…」(クール星人) ←どう見ても昆虫採集みたいなオマエが言うな!
「これを見るがよい!」(クール星人)
消えた人々は捕らえられていたのだった。そう、人間標本…。
「モロボシダンの言ったとおりだ…」(フルハシ)
「どうだね?彼らの運命は君たちの返事にかかっているんだ…。さあ、すぐに答えるんだ。全面降伏に応じるか?」(クール星人)
「断る!」(ヤマオカ長官)
毅然とした態度がカッコいいヤナガワ参謀を演じているのが、平田昭彦さんです。「ウルトラマン」では科特隊の知恵袋、イワモト博士役で準レギュラー出演されていました。セブンでは今回だけのゲスト出演になります。平田さんは、第5期ニューフェイスで東宝に入社し、「空の大怪獣ラドン」以来、佐原健二さん(タケナカ参謀)とならぶ東宝特撮の看板名優として活躍しました。どちらかといえば、二枚目役の多い佐原さんとは一線を画し、「ゴジラ」の芹沢博士から「レインボーマン」死ね死ね団のミスターKまで、クセのありそうな幅広いキャラを楽しそうに演じ分けていたのが印象的でした。
昆虫のようなクール星人。操演モデルの宇宙人という新しい発想と試みでしたが、新シリーズの初回という意味からは、地味な相手でした。
ウルトラシリーズの特殊美術(着ぐるみ)造形を担当した高山良策氏は、クール星人を「カニのようなクモのような…」と形容しています。また、同じ操演モデルのエビのようなビラ星人(制作5話「消された時間」)と同時に作られましたが、特撮シーンの扱いは対照的でした。
標本箱みたいな画面のなかであっさりやられるクール星人に対し、極意ともいえる精緻な操演のビラ星人。円谷英二監督は、カニよりエビの方が好きだったのでしょうか…。
クール星人の攻撃で、京浜工業地帯が火の海に…。
「隊長、出動しましょう」(アマギ)
色めきだつ作戦室。
「待て!…冷静に作戦を練るんだ」(キリヤマ)
←出ました!隊長の「待て!」初出。
その時アンヌが何かを思いついたかのように、
「そうだわ!」(アンヌ)
ダンに近づくアンヌ。
「ダン、あなたの地球がピンチにたたされているのよ。何か敵を倒す方法はないの?」(アンヌ) ←セリフがたどたどしいゾ…。
「ひとつだけある!」(ダン)
「本当か?」(アマギ)
「敵の宇宙船を見えるようにすることだ。あの宇宙船は保護色を使って姿を隠しているんだ。特殊噴霧装置を利用して、こちらで色を吹き付けてやれば、相手の正体がわかるはずだ」(ダン)
「しかし、噴霧装置をつくるのにどれくらいの時間がかかるんだ?」(キリヤマ)
「科学班の協力があれば、すぐです」(ダン)
「うむ…」(キリヤマ)
少しの間、考え込む…。
「長官に進言してみよう」(キリヤマ)
風来坊の策に乗ったキリヤマ隊長。
第1回目の放映ということで、ウルトラホーク1号の発進シーンが、あの「フォース・ゲート・オープン」のナレーションとともに、じっくりと描き出されます。
地球防衛軍極東基地は、富士山麓の箱根芦ノ湖畔。
二子山付近の地中深くに設けられた秘密基地。
(NA)Fourth gate open!Fourth gate open!
基地奥深くの格納庫から、移動が始まります。
ホーク各機は常に出動できるよう整備されています。
発射台へ向かい、パレットに乗ったまま移動します。
(NA) Twenty seconds before
管制センターの前を通過し、垂直リフトに向かいます。
(NA) Quickly!
ニ子山がスライドして発射台が露呈します。
垂直リフトで地上の発射台まで昇ります。
地上の発射台にたどり着くまで、わずか2分強。
(NA) Pull the throttle
発射台が空に向かって傾斜します。
発射準備完了です。
(NA) All right? Let's go!
(SE)点火音
ウルトラホーク1号、発進!
富士山をバックに悠然と飛行していきます。
BGMは「ウルトラ警備隊」です。あのマーチ風の明るい曲調が、侵略者を颯爽と迎え撃つというイメージでとてもカッコ良かったんですが、肝心の戦闘では、やられて不時着することが多かったでしたネ…。
ダンは、臨時隊員としてホーク1号に乗り込んでいた。
噴霧作戦は成功し、クール星人の宇宙船は赤に着色された。
「よし、分離飛行の後、攻撃開始」(キリヤマ)
アルファ号、ベータ号、ガンマ号の3機に分離するホーク1号。
3機からの攻撃によって被弾した宇宙船。
宇宙船は、墜落するふりをして岩場に身を隠した。
合体して元に戻ったホーク1号は、一瞬の隙をついて攻撃され、被弾。
不時着するホーク1号。 ←やっぱり…。(通算不時着カウンター@)
宇宙船からは小円盤群が攻めてくる。
ひとり機外に出るダン。
ダン、ボックスからひとつのカプセルを取り出す。
「ウインダム、頼むぞ!」(ダン)
声を掛けて、黄色のカプセルを投げるダン。
白煙のなかから、カプセル怪獣ウインダム登場。
カプセル怪獣とは新しい発想です。「ウルトラセブン」の企画が確定する前段階の企画案に、ウルトラマンの息子である諸星弾少年が主人公で、「ウルトラマン」の人気怪獣(バルタン星人やレッドキングなど)をカプセル化して持ち歩いていて、ピンチのときに使うというアイデアが盛り込まれた「ウルトラマンジュニア」という企画がありました。「ウルトラセブン」は、SF性を高めた対侵略宇宙人もの、という基本設定でしたので、宇宙人相手の格闘シーンが大半になると予測され、「ウルトラマン」より地味になる懸念があったのです。これは「ウルトラマン」の放映時にも、対宇宙人は対怪獣に人気で劣ることがわかっていたからでした。そこで、格闘シーンに色を添え、従来の怪獣ファンからも支持を得るという観点から、カプセル怪獣のアイデアが引き継がれたのでしょう。
多勢に無勢。小円盤群に苦戦するウインダム。
「ウインダム、戻れ!」(ダン)
黄色のカプセルになるウインダム。
ダン、初めての変身シーン。
「デュッワ!」(ダン)
ジャンプしたダンに向かって、飛んでくるウルトラ・アイ。
「この回では、唯一ジャンプしながら変身する。
ウルトラ・アイは飛んできて目に装着されるが、これはどこから飛んできたのか、真相は不明だ」(森次晃嗣、※1)。
変身した当の本人も、首をかしげています。
しかし、ウインダムを出現させるためにカプセルを投げるダンの腰つきが、妙にカマっぽいことには言及されていません…気のせいでしょうか。
クール星人の宇宙船内に潜入するセブン。
捕えられた人たちは、みんな無事だ。
制御装置をエメリューム光線で破壊するセブン。
突如、クール星人が現われた。しかしセブンは少しも慌てず、アイ・スラッガーをクール星人に向けた。
決まり手:アイ・スラッガー、ヨコ1/2カット。
戦いすんで、作戦室。
「いやぁ、今度の事件になくてはならかったのは、あの風来坊だったな…」(フルハシ)
「彼はどこに行ったのかしら?」(アンヌ)
自動扉の開く音。.そこには、隊員服を着た風来坊が…。
「ここだよ諸君、紹介しよう、モロボシ・ダン隊員だ。今日からウルトラ警備隊員として、勤務についてもらう」(ヤマオカ長官)
う〜ん、いきなりウルトラ警備隊の正隊員ですか…。
「ダンは長官推薦でいきなり正隊員になってしまう。本当だったら、他の大勢の地球防衛軍の隊員からやっかみをうけたのではないだろうか」(森次晃嗣、※1)
まったくダンの言うとおりです。もっとも、プロット段階では、モロボシダンはポインターの運転手という準隊員で、活躍を重ねて隊員に出世していくという、サクセスストーリーが考えられていたそうです。しかし、モロボシダンは運転免許を持っていなかったのです…。役が決まってから教習所に通いだしたのですが、撮入には間に合わなかったようです。そこで、風来坊として登場させ、最初から正隊員とするという設定がとられたのでした。
ダンは、運転免許を持っていなかった…。身分証明書代わりに免許を取る今とは違い、セブンの時代、20代の若者が免許を取ることは結構大変なことだったのです。何せ、免許取得が目的で、警察、消防、自衛隊に入る人も少なくなかった時代です。
メンバーで持っていたのは、特別機動捜査隊のキリヤマ隊長と、ジウジアーロデザインのライセンス生産車「いすずベレッタ」に乗っていたフルハシくらいだったことでしょう。
ソガも、免許を持っていなかったため、ブレーキタイミングがわからずに、ポインターのシーンで急ブレーキを踏み、トランクから後部を撮っていたカメラマンに怪我を負わせていますし、アンヌは著作の中で、後に自動車学校に通って取得したことを記しています。
本作の脚本には、ラストシーンとして、メディカルセンターでダンとアンヌのやりとりがあったそうです。
アンヌ「ウルトラ警備隊のために、キズまで負って闘ってくれたお礼に何かプレゼントしたいわ。あなたが一番好きなものはなぁに?」
ダン「地球!」
アンヌ「(びっくりして)地球?」
ダン「僕が闘ったのは、ウルトラ警備隊のためだけではない。この美しい地球のためだ。」
アンヌ「さすがは風来坊さんね。スケールがあっていいわ。お望み通り、青く美しいこの地球を心をこめてあなたに差し上げるわ」
ダン「ありがとう。宇宙広しといえどもこんな素晴らしい星はないからね。僕は命をかけて地球を守るよ。悪魔のようなヒレツな手段で地球を盗もうとする宇宙人がウヨウヨしているからね。」
「確か台詞に、『風来坊さん』という言葉があったわ!…私ね、言った記憶があるもの!」(ひし美ゆり子談:於CRAZYオフ会)
さすがスーパーウルトラ記憶力のアンヌ隊員!
ひし美さんは、この台詞をアフレコしたことを憶えてました。したがって、撮影はされたと思われますが、尺の関係で切られてしまったようですね。
もっとも「ウルトラセウン」命名に関する隊長と隊員たちとのやりとりも省かれているくらいですから、仕方がないことなのでしょう。やはり放映第一回としては、作品世界の状況説明に重きが置かれたためだと思われます。
ALIENS&MONSTERS
宇宙狩人(ハンター):クール星人
身長:2m
体重:75s
出身:クール星
武器:円盤群
特徴:自分のことを棚にあげて、地球人を昆虫呼ばわりする
弱点:どう見ても強そうには見えない
カプセル怪獣:ウインダム
身長:1p〜40m
体重:1g〜2万t
出身:メタル星
特徴:身体が鋼鉄よりも硬い
武器:額部からのビーム光線(あまり役に立たない)
弱点:電子頭脳を狂わされること
英名:レクサス ES300
ACTOR&ACTRESS
ヤマオカ長官の藤田進さんは、黒澤明監督のデビュー作「姿三四郎」(昭和16年)に主演。以来、黒澤組の常連となり、「スターウォーズ」の原典として有名な「隠し砦の三悪人」では、ハン・ソロにあたるカッコイイ役どころでした。また、この作品にはセブン役の上西弘次氏も雑兵役で出演しており、三船敏郎さんの乗馬シーンのスタントも兼務しています。
東宝特撮では、「ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐」(昭和28年)を皮切りとする戦争シリーズから、「地球防衛軍」などのファンタジー路線まで、いかにも軍人然とした風貌で、「将官」とか「長官」の役は、この方のためにあったといっても過言ではないでしょう。
円谷プロ作品では、「ウルトラマン」 #2「侵略者を撃て!」に、地球防衛隊司令としてゲスト出演されました。また、「帰ってきたウルトラマン」では、地球防衛庁長官として準レギュラーで出演し、何かと問題の多いMATに、ことある度に、「解散だ!」と怒鳴っていました。
藤田進asヤマオカ長官(#1、#5、#25、#49)
LOCATION
赤坂見附(冒頭、ねらわれています…ナレーション背景)
世田谷区立体育館(防衛軍きっての怪力の持ち主…フルハシの紹介シーン)
箱根仙石原あたり(問題のダン登場シーン)
RATING
33.7%!
EXTRA
ポインターのバリアボタンです。「2」の下なので1速固定でしょう。
ONE MORE EXTRA
冒頭の検問でいきなり消失する方って?
確か、クール星人の円盤の中に拉致されて、遊泳してもいましたよね…。
「アッそうそう!1話「姿なき挑戦者」のしょっぱなに出てくる写真の方(拉致される運転手役)、あれは当時のロケバスの運転手さん瀬戸ちゃん「瀬戸克さん」です。彼も金城・上原両氏同様、沖縄出身のかたです。ロケバスの助手席が移動時はアンヌのお決りの席で、よくおしゃべりした仲でした。」(ひし美ゆり子記、「ゆり子の部屋 BBS:4038」より)
アンヌ様より貴重な情報をいただきました。大感謝!です。
「ウルトラセブン」ストーリー再録 第1話「姿なき挑戦者」
04/JUL/2001初版発行 03/NOV/2001第二版発行
23/AUG/2002第三版発行 28/JUL/2003第四版発行
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