地球人のために戦い、傷ついたセブン…。
ダンは自分の身体の異常を感じます。
高熱、高血圧、高脈拍…。
この異常は、ただの異常ではなかったのです…。
今もなお、伝説として語り継がれる感動の最終話、「史上最大の侵略」前編の幕開けです。





LAST STORY





ダンの私室。
深夜、秒針の刻む音がせわしない。
ダンが苦しんでいる。
汗まみれで、寝ながら苦しんでいるのだ。
息は荒く、
目の周りにはクマがある。
あまりの寝苦しさに、おもわず跳ね起きる。
顔の汗を手で拭う、朦朧とした眼を壁に向ける。
しかし、その焦点は定まらない…。
壁掛け時計の針は、午前3時20分。
起き上がって汗をふき、隊員服に着替える。
かなり、苦しそうだ…。


基地内。
無人の廊下を勤務交代のため、ホーク発射場に向かうダン…。
エレベーターの中では壁によりかかり、降りてからも、足取りは重い。
ソガが、反対側から口笛を吹きながら小走りにやってきた。
「やぁ」(ソガ)
陽気に声をかけるソガ。
「AM300現在、大気圏外ポイント728方面パトロール終了。異常なし」(ソガ)
「はぁ、交代します」(ダン)
覇気のないダン。
ソガは、いつもと違うダンの様子に気づく。
「ダン、顔色が冴えないぞ…。どっか悪いんじゃないのか?」(ソガ)
「…いや…」(ダン)
「代わってやろうか?」(ソガ)
「大丈夫です、じゃあ…」(ダン)
「ダン!」(ソガ)
振り向くダンに、ガムを投げるソガ。
「元気出せよ」(ソガ)
自分もガムを口に入れながら、笑顔でダンを送り出す。


定時宇宙パトロールへ出発したホーク2号。
しかし、操縦席のダンは、目が眩み、焦点すら定まらない。
(脈拍360…、血圧400…、熱が90度近くもある…)(ダン)
眼前の星の海は、回りだす…。
(…原因は何だ?…この異常な症状が、もしや…)(ダン)
半死状態のダン、そこに緊急通信が入った。
「こちらステーションV3、こちらステーションV3。ホーク2号応答せよ、ホーク2号応答せよ!」(クラタ)
「はい、こちらホーク2号」(ダン)
「ポイント701方面に飛行物体発見。現在マッハ1.3のスピードで移動中。進行方向地球、こちらの呼び掛けに応答なし、ただちに追跡撃墜せよ!」(クラタ)
「了解」(ダン)
ホーク2号全速ターン。
必死の形相で飛行物体に向うダン。
飛行物体は円盤だった。
ダンは、機首レーザー砲で攻撃を開始する。
円盤はレーザーをかわす。
再び攻撃する。
…当たらない。…当たらない。…当たらない。
目が霞んでいる。相変わらず星の海は回っている。
「ホーク2号、何をやっているんだ…目を開いているのか、ボヤボヤするな!」(クラタ)
「…はっ…はい!」(ダン)
あわてて撃つダン。
しかし、焦点が定まらないメクラ撃ちでは当たるわけがない。
ますます目の霞むダン…。
敵は反撃に転じた!
懸命にかわすホーク2号…、右に左に旋回する…。
しかし、ついに被弾…。
(ダメだ…、体が…)(ダン)
火を噴くホーク2号。
「バカモン!搭乗者は誰だ?名前を言え、名前を!」(クラタ)
「はい…モロボシダンです…」(ダン)
「モロボシ…?貴様タマの撃ち方も知らんのか!」(クラタ)
ステーションホークで駆けつけたクラタ隊長。
「それでよくウルトラ警備隊の隊員が勤まるな。邪魔だ、どけ!」(クラタ)
もはや目もうつろなダン。
クラタは、ホーク2号を追い抜きながら、機体の様子を確認する。
問題もなく不時着が可能であろう、と判断すると、
「ケツに火が点いているぞ…。不時着して、昼寝でもするんだな。防衛軍のエリートさん」(クラタ)
と、相変わらずの悪態を言い放ち、円盤追跡に転じた。
不時着するホーク2号、ダンは気を失っている…。
円盤を攻撃するクラタ隊長。
命中!煙を吐きながら山中に墜落、爆発する円盤。


メディカルせンター。
「うう…う〜ん…」(ダン)
ベッドから起き上がろうとするダン。
「ダン、起きちゃダメよ!」(アンヌ)
デスクワーク中のアンヌは手を休めてダンのそばに歩み寄る。
「運がいいのね、アナタって…」(アンヌ)
そう言いながら、ダンを寝かしつける。
「ホーク2号が大爆発を起こしたのよ…。クラタ隊長からの連絡がもう少し遅かったら、助かってなかったかもよ」(アンヌ)
なにか言いたげなダンを制止して、
「ダメダメ、少しはアタシの言うことも聞いて、…アナタはひどく疲れているんだから…」(アンヌ)
「平気だよ」(ダン)
「いけないわ…。身体に自身のある人ほど、身体の欠陥を知らないものよ」(アンヌ)
ダンの汗を拭く、やさしいアンヌ。
「さぁ、静かにして…」(アンヌ)
(体が思うように動かない…。すべて駄目になってしまったんだろうか…)(ダン)


射撃訓練場。
クレー射撃をするダン。
当たらない…、当らない、当らない、一発として当たらない…。
「チキショー…」(ダン)


体育館。
バスケットボールをするダン。
入らない…、入らない、入らない、いくらシュートしても入らない…。
「…クソ!」(ダン)
次は高鉄棒…。
届かない…、届かない…、届かない…。
ジャンプ一番、やっと届いた。
しかし、懸垂すら出来ない…、身体が上がらない…。
マットの上で大の字になる汗まみれのダン。
(ダメだ!…ダメだ!…)(ダン)
その汗は冷や汗のようにも見える。
アンヌが見ている。
影からダンを見守っているのだ。
そして、つぶやく。
「ダン…、ひとりで何をそんなに苦しんでいるの?」(アンヌ)


作戦室。
「頻々と飛来する宇宙からの飛行物体、そして怪電波、異常なデリンジャー現象、地球がこのところ不穏な空気に包まれていることは、諸君もよく知ってのことと思う。何者かが大規模な侵略計画を企てているに違いない。レーダーによる監視を厳しくし、パトロールを強化して、インベーダーを一歩たりとも地球に寄せつけないよう、一層防衛体制を固めてもらいたい」(キリヤマ)
隊長の訓示を聞くのも大儀なダンは、訓示が終わるや否や廊下に飛び出す。
気遣うアンヌは、すぐに後を追いかける。


廊下。
「ダン、いけないわ。すぐ精密検査を受けましょうよ」(アンヌ)
「精密検査!?」(ダン)
「そうよ、体の内部を徹底的の調べてみる必要があるわ!」(アンヌ)
逃げるように立ち去ろうとするダン。
「どうしたのダン、何でもないことじゃないの。レントゲン写真と心電図をとるだけなんだから」(アンヌ)
アンヌの言葉を聞き流しながらどんどん廊下の奥に進むダン…。
「ねっ、アタシのお願いも聞いてちょうだい。さっ…、行きましょ!」(アンヌ)
「ほっといてくれ!」(ダン)
「ダン!」(アンヌ)
思わずアンヌに八つ当たりをする、焦燥のダン。


ダンの私室。
壁掛け時計は11時。
ダンは、隊員服のままベッドに横たわっている。
目は閉じられているが、眠っているのか…。
すると、枕元にゆらゆらとセブンと同じ姿が浮かび上がる。
「340号!」(セブン上司)
目を開くダン、その瞳にはセブンと同じ姿が写っていた。
「いや、地球での呼び名にしたがって、ウルトラセブンと呼ぼう。君の体は過去の侵略者たちとの激しい闘いによって、多くのダメージを受けた…」(セブン上司)
強敵との名勝負の数々がフラッシュバックのように挿入される。
「これ以上、地球にとどまることは非常に危険だ。ウルトラセブ
ン、M78星雲に帰る時が来たのだ!」(セブン上司)
(BGM)葬送のテーマ
「しかし、この美しい星は狙う侵略者たちは、あとを絶たない、僕が帰ったら地球はどうなるんだ…?」(ダン)
「セブン、今は自分のことを考えるべきだ。…地球にとどまることは、死を意味するのだ…」(セブン上司)
「元の体には戻れないのか?」
「それには、M78星雲に帰る必要がある。君の体は人間とは違うんだ!」(セブン上司)
「今は帰れない…。地球に恐ろしいことが起こりそうなんだ!…このまま、放っておくわけにはいかん…」(ダン)
「ひとつだけ忠告する。闘ってこれ以上、エネルギーを消耗して
はならん。M78星雲に帰ることができなくなってしまう…。変身してはいかん!」(セブン上司)
ウルトラ・アイが、壁掛け時計の方向に飛んで行った。
寝ながら喋っていたダンは、夢から覚めたように飛び起きる。
汗を拭う。
胸ポケットに手をやる。
「あっ…」(ダン)
ない!、ウルトラ・アイがない!
今のは夢ではなかったのだ…。
しかし、ウルトラ・アイは、壁掛け時計に引っ掛っていた。
ウルトラ・アイを手にとるダン。
その心は、セブン上司の言葉を反芻していた。


ゴース星人の基地。
地球攻略のため、最高首脳会議が開催中である。
首領が決断をし、地球攻撃計画が発動されたようだ。史上最大の侵略が始まったのである。


ステーションV3をかすめて、地球に向う遊星。
「緊急事態発生、緊急事態発生!」(クラタ)
V3からの緊急通信が地球に向けて発せられた。
「ポイント580方面に、飛行船状の物体をキャッチ。地球に向って移動中!ただちに攻撃態勢に移れ!」(クラタ)
作戦室の通信機器の前で、ひとり夜勤のダン。
クラタからの緊急通信も、耳鳴りがひどくて聞き取れない。
「緊急事態発生、緊急事態発生!」(クラタ)
あまりの耳鳴りに、ヘッドホンを投げ出してしまう。
自分の身体との闘いで精一杯のダン。
ついに意識も朦朧と……。
その間に悠々と宇宙貨物船が地球に接近していた。


地上レーダーも敵影を捉えた。
正気に返るダン。あわてて緊急招集をかける。
作戦室に集まる隊員たち。
「どうした?」(キリヤマ)
「はぁ、未確認飛行物体が地球に侵入します…」(ダン)
「なにぃ!ウルトラホーク出動スタンバイ!」(キリヤマ)
「はい!」(隊員たち)
緊急発進するホーク1号と3号。


飛行中の宇宙貨物船。
接近するウルトラホーク。
1号は、キリヤマ、フルハシ、ダン、アンヌ。
3号には、ソガとアマギが乗り込んでいる。
1号、3号のツープラトン攻撃だ。
しかし、敵からの反応は全くない。
「変だなぁ…。隊長、中には誰も乗ってないんじゃないですか?」(フルハシ)
疑問を口にするフルハシ。
「誰かいたら反撃してくるはずですよ」(フルハシ)
「油断するな。チャンスをうかがっているのかもしれん…」(キリヤマ)
ホークからの迎撃を受け、荒れ地に着陸する敵の貨物船。
「ソガ、アマギ…。着陸して地上から攻撃だ!」(キリヤマ)
「了解」(ソガ)



着陸して合流した隊員たちは、3班に分かれて、宇宙貨物船を包囲しようとする。
隊長とフルハシでA班。
アマギとソガはB班。
ダンとアンヌはC班。
各班、配置についた。
その時ソガとアマギは、一瞬亡霊のような者を見た。
「よし、見てくる…」(アマギ)
「気をつけろ…」(ソガ)
一歩二歩、近づくアマギ。
突如、ゴース星人が現われ、アマギに攻撃を仕掛ける。
ゴース星人が放った小さな稲妻のような光は、アマギを包む球
状のカプセルとなって空中に舞い上がった。
「アマギ!」(ソガ)
目の前で、連れさらわれるアマギ…。
「ソガ、大丈夫か?」(キリヤマ)
ソガに駆け寄るキリヤマ隊長とフルハシ。
「アマギがやられました」(ソガ)
飛んで行く球を指差すソガ。
「チキショー」(フルハシ)
エレクトロ・H・ガンで、宇宙貨物船を攻撃するフルハシ。
続いて銃撃に入る全隊員。
激しい攻撃。すさまじい煙…。
やがて、宇宙貨物船の扉が開き、双頭の怪獣が姿を現わす。
「待て!」(キリヤマ)
怪獣の姿を確認したキリヤマ隊長。
「撃て!」(キリヤマ)
再び激しい銃撃が始まった。
しかし、パンドンは双頭の二つの口から交互に火炎を吐く。
その火炎は、キリヤマ隊長たちの周囲に炎の輪をつくった。
激しく燃え盛る炎の輪の中で逃げ道を失った、キリヤマ隊長、フルハシ、ソガの3人。
進むことも退くこともままならない…。
「アンヌ、ホーク3号で火を消すんだ。頼む!」(ダン)
半死半生のダン、隊長たちをアンヌに託す。
そして、ウルトラ・アイを取り出そうとしたその時、
「待て!変身してはいかん!」(セブン上司)
あのシーンが脳裏をよぎった…。
悔しそうにウルトラ・アイを地面に叩きつけるダン。
しかし、パンドンは大岩を隊長たちに叩きつけようとしている。
どうする、ダン…!
隊長たちは炎の輪で、身動きが取れない…。
パンドンは一歩ずつ近づいてくる。
意を決したモロボシダン。
仲間を救うために、命を削る道を選んだのである。
「デュワッ!」
決死の体当たりでパンドンの進行を押さえる。
しかし、押さえるのがやっとである…。
立っているのもままならないセブン…。
パンドン優位である。
ホーク3号のアンヌ。
「セブン、隊長たちの方は、アタシに任せて…」(アンヌ)
何回も旋回しながら消化剤を撒くアンヌ。
やがて、炎の輪は鎮火した。
消化剤の白煙の中で、キリヤマ隊長、フルハシ、ソガたちは無事のようである。
しかし、セブンはやっとの思い…。
エメリューム光線を発射するが、パンドンまで届かない…。
落胆し、崩れ落ちるセブン。
そこに襲いかかるパンドンのパンチ攻撃。
左のこめかみ辺りにブーメランパンチが入る。
あまりの痛みにのたうち回るセブン…。
さらに襲いかかるパンドン。
アイ・スラッガーも叩き落された…。
そこにアンヌが必死のミサイル攻撃を仕掛けた。
パンドンの注意が、ホーク3号に向けられる…。
その瞬間、アイ・スラッガーを拾ったセブンは、居合斬りよろしくパンドンの手足を切断した。
崩れるように倒れるパンドン。
残る力を振り絞って、ダンの姿に戻る。
そして、崩れ落ちるように倒れこんだ…。
パンドンから受けたダメージで、顔面血だらけである。





メディカルセンター。
ダンがベッドに横たわっている。
緊張の面持ちのキタムラ博士。
「助かりますか?」(キリヤマ)
博士に詰め寄るキリヤマ隊長。
「……」(キタムラ博士)
そこにクラタがやってきた。
「クラタ!、V3は何をやっていたんだ!」(キリヤマ)
親友ではあるが、憤懣やるせないキリヤマ隊長。
「何ぃ…?」(クラタ)
「そっちからの連絡が早ければ、モンスターは宇宙で始末できたのに…。アマギは拉致され、ダンは再起不能のキズを負った。
V3の責任だぞ!」(キリヤマ)
クラタは、それは俺のセリフだ、と言わんばかりの表情で、
「いいがかりはやめろ」(クラタ)
目を剥くキリヤマ隊長。
「俺はちゃんと連絡をとった。しかしそっちからウンともスンとも返事がないんで、気になって降りてきたんだ…」(クラタ)
「…本当か…?」(キリヤマ)
「…キ、キサマ……」(クラタ)
二人の友情はこれまでか…。
「当番が居眠りでもしてたんだろ!」(クラタ)
吐きすてるように言い放つ。
「そんな、バカな!」(キリヤマ)
思わず声を荒くするが、クラタはウソをつく男ではない…。
「…誰だ。ゆうべの当番は…?」(キリヤマ)
沈黙のメディカルセンター。
ベットのダンが大儀そうに目を開いて、
「…ボ、…ボクです…」(ダン)
やっとの思いで口を開くダン…。
「また、お前か!」(クラタ)
ベッドのダンにつかみかかろうとするクラタ。
「クラタさん!」(ソガ)
クラタを止める、キリヤマ隊長、ソガ、アンヌ。
「一度ならずも二度もミスを犯すなんて…。それでも地球防衛軍の隊員か!無線機が故障だなんていわせんぞ!通信室で何を
やっていた!…イビキでもかいて寝てたんだろう!」(クラタ)
「ウッ……ウウッ…」(ダン)
「自業自得だ。おいキリヤマ!人に文句を言う前にな、自分の部下の教育をするんだ!」(クラタ)
ひとくさり悪態をつき、バツが悪そうな顔で、出て行くクラタ。
痛みがひどくなったのか、さらに苦しむダン。



「悪魔のような侵略者から地球を守るために戦ってきたウルトラセブンにも最期の時が近づいていた。もう二度と再び立ち上がることはできないのだろうか…。死んではいかん。地球は、まだ君を必要としているのだ。がんばれ!モロボシダン。ウルトラセブン、生きるんだ!」(浦野光)



「ダン!」(アンヌ)
「おいっ…」(キリヤマ)
「ダンは今、必死に死神と戦っているんだわ…」(アンヌ)
「がんばるんだ、ダン!」(ソガ)
「負けるんじゃないぞ、ダン!」(フルハシ)
苦しんでいたダンのうめき声が、止まった…。





                 










ALIENS&MONSTERS



幽霊怪人:ゴース星人
身長:2m
体重:70s
出身:ゴース星
特技:ゴースバルーン、怒りまくり
特徴:けっこうお茶目な顔立ち
弱点:セブンが弱ってなかったら敵ではない



双頭怪獣:パンドン
身長:40m
体重:1万5千t
出身:ゴース星
特技:火を吐く
特徴:サイボーク化OK
弱点:セブンが弱ってなかったら敵ではない



M78星雲人:セブン上司
身長:豆粒ほど〜40m
体重:豆粒ほど〜3万5千t
出身:M78星雲、光の国
特技:説得
特徴:セブンと瓜ふたつ
弱点:説得が下手










                        





           「ウルトラセブン」ストーリー再録  第48話「史上最大の侵略(前編)」
              27/OCT/2001 初版発行  31/JAN/2002 第二版発行
              Copyright (C) 2001 Okuya Hiroshima All Rights Reserved





脚本:金城哲夫  監督:満田かずほ  特殊技術:高野宏一  制作48話
史上最大の侵略
第48話
(前編)