特用林産物生産との組み合わせによる経営の多角化は有効な方法の一つである。
林業における植栽作業や下刈作業が高い季節性を持つため、特用林産物の生産はこれらの間隙を埋めることを可能とするからである。
林業経営の収益性は諸費用が増加する一方、木材価格が低迷してきたことから、年々悪化しているが、これをあらわす方法の一つとして造林投資利回り相当率が使われることがある。
スギ造林投資利回り相当率推移表 (参照、テキスト306ページ)
昭和40年度6.3パーセント
昭和50年度4.1パーセント
昭和60年度2.1パーセント
平成 4年度0.9パーセント