都市周辺の森林の変化を東京都の例(緑被状況)で見ることにしましょう。
ボランティア活動の増加と活動事例
Forest21
一般市民から構成される「Forest21連絡協議会」は、緑の募金記念事業として、神奈川県津久井町の国有林で一般市民の参加による森づくりを行っている。
平成9年1月から7月までに延べ約500人の参加により、1.5ヘクタールの地拵え(ジゴシラエ、植林のための地表整理などの準備作業)及び0.5ヘクタールの植え付けを実行し、今後毎月第二土曜日を定例作業日とし、森づくりの計画もしながら活動を行うことにしている。
富士山での風倒木処理
公募によるボランティア活動。平成8年9月22日の台風17号によってもたらされた富士山周辺の風倒木跡地処理を営林局署、地方自治体と協力して、一般市民の参加により行っている。宿泊費などは参加者の負担で、平成9年6月7〜8日には、約320名の参加を得て、約2ヘクタールの作業を実行した。今後も定期的に風倒木跡地の整理作業を行うこととしている。