上越森林環境実践塾における炭焼き活動


2005年5月20日及び21日の2日間にわたって、新潟県上越市で炭焼き窯作りが実行されました。
また、並行的に移動窯による竹炭焼きが行われました。
上越森林環境実践塾による炭焼き活動は、森林塾(東京所在)の代表(小澤普照)が提唱して進めようとしているものです。
手作りの炭焼き窯制作は、上越地域で既に炭焼きを通して子供の教育に尽力している江口さんの技術指導により、地域(郷里)の同級生である平野宏氏(里のこどもの国研究会会長)をはじめとする渡辺、梅澤氏らの友人、町内会(町内会長・宮川和市氏)、新潟県の出先(上越地域振興局)の職員(川村、高橋、近藤、菅原の諸氏)の自己研修を兼ねたボランティア活動、大阪から駆けつけた移動炭焼き窯を製造・販売している(有)テサキ製作所の手崎社長夫妻など多彩な応援によって進められました。
この窯は、耐火レンガを主体とするもので、今後、制作方法、経費等につきまして紹介していく予定です。

なお、同じく、この二日間で、移動式炭窯を用いて、試験的に竹炭焼きを行いました。
24時間を掛けて焼き上がりましたが、大変質も良く、竹酢液の採取も円滑に行き、生産物の有効利用について考えて行きたいと思っています。

21日に地元、上越タイムスの武井記者による取材がありました。
目的としては、地域資源(循環資源)の有効活用ということですが、特に最近全国的に増加して困るといわれている竹林から竹を切り出して炭に焼き、荒れた竹林を整備しながら、地域の美化、石油エネルギーの代わりにもなるので温暖化防止にも貢献したいと思うと話しました。
同時にまた、多くの人が共に活動することによって、傍観者を減らし、実行者を増やしたいということ、今後は団塊の世代の歓迎、子供の参加(総合学習)などについて役立てて行きたいとお話ししました。

ところで、大変驚いたことは、翌日記事が出たところ、その日の午後に早速、やや遠方の柿崎地区から、男性2名、女性3名、計5名の見学したいとの来訪者があったことです。
概ね、やや年輩の方でしたが、これから自分で炭を焼いて見たいということでした。
なお、21日に駆けつけてくれた、友人の梅澤さんも、自分で窯を作って焼いているが、改良を考えているということでした。

ということで、今後、手応えを活かすため、活動のルール作りも行い発展させたいと思っております。

(注、 その後、6月22日に、関係者による打合せ会議を行い、塾名につきましては、賛同が得られましたので、これまでの仮称から正式名称とすることになりました。)



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