予告
実践塾の手作り炭焼き窯(望岳1号窯と命名)も江口誠三さんの指導のもとに、関係者一同の共同作業により完成し、2005年7月12日に、初窯と言うことで、火を入れることになりました。
材料は、平野宏さんの山林から切り出したスギの間伐材を主とします。
なお、5月21日に竹炭づくりを実行した、(有)テサキ製作所製の移動炭焼き窯は、望岳2号窯と呼ぶことにしました。
(2005年7月7日記)
初窯の報告
7月5日、平野氏山林のスギ間伐を実行、この木材を利用して、望岳1号窯の耐火レンガ部分の周囲を囲い、、内部に鹿沼土及び普通土を充填して、1号窯を完成。
二基の炭焼き窯、左・望岳1号窯、右望岳2号窯
望岳1号窯
平成17年7月12日、炭焼きの実行です。
先ず材料の積み込みです。
広葉樹、針葉樹(スギ)あわせて143キロの材を積み込みました。
材料の積み込み
点火(7月12日午後1時20分)
炭化始まる
焼き上がり(7月14日午後2時)
今後の留意点
原木143キロに対し、出来た木炭は、12キロ、収炭率8.4パーセントで、低めでした。
原因として考えられることは、点火から炭化開始までの焚き付け時間が、3時間と通常の二倍程かかったことが先ず上げられます。
出来たての窯で、しかも梅雨時ということで湿気もあり、先ず空だきを行っておくべきであったのではないかととの意見が出されました。
また、焚き付けは、とろ火でということが原則ですが、これを守ることは結構難しく、強火になる可能性もあります。
このようなことから、焚き口に近い部分の材料は、燃焼して灰になり、収炭率が下がったと推察されました。
次回は、これらの点に留意して実行したいと考えております。
なお、木酢液は、バケツに1.5杯ほど採れました。
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