製紙会社が海外植林木チップ輸入本格化


王子製紙などは、植林木だけを原料とする紙を森林資源保護と地球温暖化防止に貢献する環境にやさしい紙として売り込むことにする。
王子は平成13年11月をめどに豪州に植林したユーカリチップの輸入を始める。この植林面積は2万1千ヘクタール、今年度輸入量は4万トン、来年度は15万トンの計画。
製品名は「植林木」。環境対策に熱心な企業に売り込む。
大王製紙は「プランテッド100」を4月に発売。チリでのユーカリ植林チップを原料。
その他の会社も追随の見込み。
電力、商社などからの製紙会社の植林事業への出資が増加している。
日本の海外植林面積は25万ヘクタールを超え、2010年には40万ヘクタールになる見込みという。
(以上、日本経済新聞2001年5月2日)


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