「森の駅」ネットワークづくり・提案講演・小澤普照(森協ネット・森林塾代表)


時  平成20年5月27日
場所 「サロン集」西新橋
主催 瀬戸内海クラブ(地域交流センター)

講師 小澤普照(森協ネット・森林塾代表)
話題 「森の駅」を新しい田舎の拠点に

講演(提案) 内容
国土の三分の二が森林である。上流に行けば森林は繋がっている。下流に来るほど森林は離れる(森と人、森と森も離れる、東京の都心からは森は見えないなど)。
里山は孤立し、不在村所有者は増加。地域産材や間伐材は有効に利用されているとは言い難い。放置された森は藪状態になり人を寄せ付けなくなる。
森からの情報は伝わりにくい。
全国に「森の駅」が出来、情報を共有し、問題解決に向かって協働する時が来ているのではないか。
今や「駅」ブームと言っても良い時代である。「道の駅」、「海の駅」、「まちの駅」など素晴らしい動きが見られる。
「森の駅」は何故ないのか。「森の駅」があったら良いのだが。
(と森林塾の平成20年4月の例会で話したことが、講演につながり、同時に森林塾の同人でもある瀬戸内海クラブの岡本さんが、調べてくださって、見附・新潟の森の駅や山口県美祢市の森の駅の存在がわかりました)
実は、各地に「森の駅」が存在している。それは、素晴らしい、もっと増やしてネットワークが出来ればすごいことになりそうである。
モデルフォレスト運動との関連づけも可能。
これからは、森林力を高めて、温暖化防止も必要である。あるいは「もったいない精神」で循環可能な地域資源である森林資源を炭に焼き、木質ペレットや木質系エタノールなどの製造を行い、多くの人に利用してもらい、田舎を活気づける。
もちろん、森や地域の産物についての森のチェーン店も楽しみがある。
「森の市場」、「森の緑陰図書館」、「森のホームセンター」、「森の保育園」、「森の工房」、「森のクリニック」などのほか、「森の宿」、「森の学校・塾」などなど発想が広がる。
「森の駅」には素晴らしい未来が、夢があるということです。


提案後の参加者の反応なや意見交換の雰囲気では、手応え十分とお見受けしました。
岡本さんはじめ、皆様宜しくお願いします。
(注、講演内容には若干の加筆がしてあります。)


お問い合わせは、地域交流センター・瀬戸内海クラブの岡本守生氏まで。
Tel:03-3581-2700
Fax:03-3593-1374


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