森林塾小澤塾長・日本歯科大学歯周病学教室研修会で講演
歯周病学の泰斗、同門会会長の鴨井先生のお話
講演する小澤普照森林塾塾長
平成22年12月11日、東京千代田区麹町「白鵬」セミナールームで、日本歯科大歯周病学教室同門会研修会で、小澤森林塾塾長が「森林持続の戦略とは」と題して講演を行いました。
1992年のリオサミット以後世界に広がる、有史以来主として人間が半減させてしまった森林の回復と持続のための動きを追い、社会的公共財としての持続戦略を探ろうとするものであります。
持続のための国際システムとしての「モントリオールプロセス」に始まり、温暖化防止関連戦略としての、カーボンオフセット、REDD(Reduced
Emissions from Deforestation and forest Degradation ) から、CDM植林の解説まで話が進みました。
さらに非政府型活動としての、森林認証システムや里山管理放棄問題など、わが国独特の森林持続問題や人材育成対策にまで話が及びました。
最後に最近、出版された、「モデルフォレスト運動論」(小澤普照著)における森林・環境・景観等の持続のための地域協働運動が戦略目標を地域的に共有することにより有効に作用することが期待されるとの締めくくりがなされました。
本書の評価もいろいろ集まって来ておりりますが、「内向きな社会や思考方法を打破する一冊」との評価も現れていることが紹介されました。