小澤塾長(京都府立大学客員教授)が府立大1年生に初講義(2011年7月11日)


森林(自然)と人間の共生とは何か。
久しぶりに若い学生の皆さんと向き合っているとこちらも元気が出る。
10年ほど前まで、四つの大学で非常勤講師をしたことがある。
未来社会に貢献する若者に少しでも役立つような講義をしようと考えると自分もいつの間にか若い人間に戻っているように思えるから不思議である。
テーマは、「環境共生教育演習1」の「森林と人との共生」である。
対象者は、府立大、主として理系の1年生で、出席者は約100名というところである。
今や地球は茶色に変わりつつある。
人類が地球に現れて、森林は半分に減少し、現在、陸地の31パーセントになってしまった。
これを2倍にしないと元に戻らないということであるから、これは大きなはなしである。
実現するには何が必要かを考えてみようというところから講義を開始した。
共生のための行動として、身の回りの話として炭焼の話、砂漠の植林の話、モデルフォレスト運動の話などを展開した。
最後に提案として、若い人達にとって分かりにくいといわれる、森林や林業の専門用語に対応する、未来用語集を一緒に作って見ませんかと話した。
例えば、「間伐」は「森のダイエット」というが如きである。
アイデアがどしどし出されることを期待しているところである。
では皆さんよろしくね。


講義終了後のアンケート記入


小澤客員教授の講義スタイル


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