小澤塾長京都で開催の会合「モデルフォレスト運動のネットワーク化を目指して」でプレゼンテーション
平成24年2月19日(日)、14時〜17時、京都府立大学でモデルフォレスト関係者会合が開かれました。
主催は、府立大学森林科学科及び(公(社))京都モデルフォレスト協会で、会合は、総合司会が府モデルフォレスト推進課、趣旨説明は府大田中和博教授から行われました。
内容に入り、前半は事例紹介、後半が意見交換となりました。
事例紹介のプレゼンテーションは、先ず、府大客員教授兼京都モデルフォレスト協会顧問の小澤森林塾塾長から「リオ+20(トウエンティ)と京都モデルフォレスト運動」と題して、20年前のリオサミットで、カナダ政府による世界で初めてのモデルフォレスト運動の紹介の経緯、その後の進展、また本年6月に予定されているリオ+20の動向、これと関連する京都モデルフォレスト運動のさらなる発展的取り組みについてついて説明がなされました。
続いて、「西山森林整備推進協議会の取り組みについて」(長岡京市・仲佐昌弘氏)、さらにモデルフォレスト運動に、企業の森づくりで直接参加されている、「グンゼ()」、「鞄津製作所」、京都生活協同組合からそれぞれの取り組みについて、詳しいプレゼンテーションが行われ、京都モデルフォレスト運動の最前線における参加企業の発表を聞くことができ、参加企業の熱意や工夫を凝らした取り組みなどが伝わり感銘を受けました。
発表終了後、意見交換に移りましたが、発表及び意見交換を通じて、森づくり参加による社員トレーニングや森林生態学習の効果、地元の協力などについてのプラス評価が見られたほか、長期間の森林整備活動などを継続するに当たって、モチベーションの持続をどのように保っていけるか、後継者を確保するにはどうすれば良いか、「点」から「面」への展開すなわち、例えば個々の企業などの活動体のネットワーク化などモデルフォレスト運動の今後におけるより有効な展開に役立つと思われる意見などが出されました。(小澤記)