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近畿が世界に誇る歴史や文化は、地域の自然とそれらに関わる人々の営みを通じて築きあげられたものです。折しも、昨年、「琵琶湖・淀川流域圏の再生」が政府の都市再生プロジェクトとなりました。
地球温暖化防止会議や水フォーラムの開催地として、このプロジェクトを成功に導いていく必要がありますが、そのためには、流域の住民・企業・ボランティア・行政の協働〜流域住民参加による水と緑を守る流域ネットワーク〜が不可欠です。
今、世界では「国際モデル森林ネットワーク」の取組が世界に広がっています。この取組は、森林の生態系の調査を始め、野生獣の行動調査や渓流の水量・水質の調査、生息魚類の調査など、住民・企業・ボランティア・行政による環境保全の野外実験です。
このたび、国際モデル森林ネットワーク事務局長のピーター・べッソー氏(カナダ)が入洛されることとなり、ピーター・ベッソー氏を交えて、琵琶湖・淀川流域の水と緑を守るネットワークなどをテーマに下記のとおり意見交換会を開催します。
1 日 時 平成16年1月21日(水) 13:00〜16:00
2 場 所 京都府公館 1階 「レセプションホール」
京都市上京区烏丸一条通下る西 都市営地下鉄「烏丸今出川」下車、南へ徒歩約5分 都府公館へは公共交通機関でお越しいただきます。
3 主な参加者 コーディネーター 小澤普照氏(元林野庁長官・森林塾代表)
ピーター・ベッソー氏(国際モデル森林ネットワーク事務局長)
水や森林問題に見識の深い地元経済界、大学、N PO等の有識者の皆様
4 主 催 ■ 京都府
5 お問合せ先 京都府農林水産部 緑の公共事業推進プロジェクト
TEL.075−414−5015 FAX.075−414−5010
E−mail;rinmu@mail.pref.kyoto.jp
「国際モデル森林」について
○ 1992年の地球サミットでカナダが提唱
○ 森林を中心とした利害関係者を含む地域ぐるみの環境保全運動
○ 取組が始まって10年を経過し、世界各地に拡大中
○ 日本では、四万十流域(高知県)、石狩・空知流域(北海道)等で取組が始まった。
○ 京都は、地球温暖化防止会議や水フォーラムの開催地であり、琵琶湖・淀川流域での水と緑を守る運動の具体化は、世界に発信する大きなインパクトがある。
○ なお、運動の名称は「国際モデル森林」でなく地域の実情に応じたネーミングで可
● ピーターベッソー氏
略歴等
1994年〜1998年 カナダ・ブリティッシュコロンビア州のマクレガー・モデル森林協会副部長として、ハバロフスクのガシンスキー・モデル森林設立に貢献。
日本の国際モデル森林ネットワーク会合等にIMFNS(国際モデル森林ネットワーク事務局)技術専門委員としても協力。
・1998年
IMFNSで次席総長としてヨーロッパ、ロシア、アジアを担当。
・現在、IMFNS事務局長として活躍中。
●小澤普照氏(おぎわふしょう)
略歴等
東京大学農学部林学科卒(平成4年林野庁長官で退職)、農学博士、 (財)林政総合調査研究所理事長、(社)海外林業コンサルタンツ協会会長、佐渡林業実践者大学学長、森林塾主宰、(NPO法人)呼倫貝爾(内蒙古ホロンバイル)地域緑化推進協力会顧問、環境省の「環の国くらし会議」メンバー
主な業績等
1992年の国連環境開発会議(地球サミット)政府代表代理。このサミットをきっかけに始まった「国際モデルフォレスト」の取組の日本の第一人者。国際的な森林環境問題に精通。
・林野庁退職後、私財を投じて森林塾を開設。多くの人材を育成。
著書等
「森林持続政策論」、「目指せ環境大国への道」、「森と人間の物語」、「エコヴィレッジへようこそ」、「ザ・森林塾」、「木のすべて」ほか多数