林業経済研究所 第4回シンポジウム 国有林の展開方向と国民参加の意義
林業経済研究所主催の第4回シンポジウムを、国有林問題をテーマに下記の要領にて開催したしますので、皆様多数のご参加をお待ちしております。
日本の森林面積の約3分の1を占める国有林は、水資源の涵養、山地災害防止、自然環境保全、生物多様性維持、森林レクリエーションの場の提供、木材の生産、地域の振興等、国民生活にとって多面的で重要な役割を果たしています。
国有林では、最大の収入源である木材価格の長期的低迷等もあって、長い間大変苦しい経営を続けていました。平成10年度に至り、累積債務の本格的処理を行うとともに、“国有林を国民共通の財産として、国民参加により、国民のために管理経営し、名実ともに「国民の森林」として適切かつ効率的に管理経営できる体制を確立する”こととされました。
このことは、大きくは国有林への信頼と期待とを基礎とした国民世論の後押しを受けながら、具体的には国の財政援助を最大の柱として、地域社会との協調、農業や民有林との協力、計画策定等への住民参加、民間活力の導入、文化・教育面での貢献、森林ボランティアとの連携、分収育林・法人の森の実施など、広範な内容を含む大きな国民的支援を期待した運動と理解されます。そしてこのことはまた、国有林の存在意義を国民から鋭く問われることでもあります。
このような観点から、国有林の今後の展開方向について主に国民参加の視点から、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。
記
日 時 平成16年10月30日(土) 10:00〜17:00
場 所 東京大学農学部1号館8番教室
東京都文京区弥生1-1-1(地下鉄南北線東大前駅より徒歩2分)
座 長 土屋俊幸 氏 (東京農工大学助教授)
報告者 森 英樹 氏 (林野庁経営企画課企画官)
能登龍夫 氏 (群馬県川場村企画観光課長)
坂井武志 氏 (森づくりフォーラム事務局長)
大浦由美 氏 (名古屋大学助手)
参加費 500円(資料代として、学生は無料)
シンポジウム終了後東大構内または東大周辺にて
※ 誰でも参加できます。直接会場にお出で下さい。
※ 懇親会へ参加希望の方は当日受付にて申込み下さい。
会費(一般3000円、学生1000円)
主催:財団法人 林業経済研究所 理事長 福島康記
シンポジウム実行委員会:委員長 宮林茂幸(東京農業大学教授)
問い合わ先:(財)林業経済研究所
〒114−0014 東京都北区田端2−7−26−201
電話 03−3828−6602(fax兼用) 鈴木、奥山
Email rinkeiO1@sepia.ocn.ne.jp